成功者になる投資とは?

投資で成功して、大金を得たい。
多くの人が一度は考えてしまうことではないでしょうか? しかし、投資というのは一見簡単に見えて非常に奥が深く、成功するのは難しいです。成功している人はごく一部ですが、その成功者というのは一体どんな人なのでしょうか?
そしてこの投資の成功者たちは、どのように投資に成功したのか? 投資に対してどんな考え方を持っているのか? これらは投資家としての成功を目指す人たちにとって参考になるものでもありますが、単純にとても気になるものでもありますね。
そこで、今回は投資の成功者のストーリーを紹介します。ついでに失敗例などの紹介も。さらに、様々な投資の中からどの投資が自分に適しているかを探ってみましょう。
はじめに、投資で成功した人の例と体験談から。どうぞ!
利益を上げることができた人の例と体験談「株ほか」
サラリーマンや主婦の方、学生まで、多くの人が投資をしていますが、どんな初心者も成功者の成功例などを見ることはとても役に立ちます。投資を成功するために、数少ない、投資で成功した人の例と体験談を投資家2名を例に挙げて、見ていきたいと思います。
株成功者のパイオニアBNFさん
投資の中でも代表的な株で大成功をなされたBNF氏、別名ジェイコム男。2005年に起こったジェイコム株大量誤発注事件で、ものの数時間で約20億円を儲け話題になったトレーダーです。
BNF氏は大学在学中(2000円10月)、アルバイトで貯めた160万の元手から総資産を218億に増やしました(2008年)。莫大な利益ですね。
そもそも株を始めたきっかけが株の取引手数料自由化とネット取引が可能になったからだそうで、将来の夢がもともとは友達からマッサージがうまいと評判が良かったため、マッサージ師になろうとしていたそうです。
ここまで見ると、アルバイトで貯めたお金を運よく216億円にした人に見えてしまうかもしれません。しかし、BNF氏は株の取引が可能な時間である平日朝9時~11時30分、12時30分~15時までは株の取引に集中するため常にパソコンのモニターに張り付いています。
また、集中して取引するため満腹感や眠気が襲ってこないように、朝は食べず昼にカップ麺一杯を食べることにしているそうです。お金を大量に使うかといえばまったくそういうわけではなく、2008年にテレビ取材を受けた際、最近買った1番高い物は、Wiiを2台のみ。
218億もあればもう取引をやめればいいのでは?
という疑問に対しても、目の前に儲けられるチャンスがあるのに取引しないのは損していることと同じで、取引はやめられないと語っています。また、株価が気になって海外旅行にもいけないとも。
218億という巨大な額を稼ぎ、投資に成功したにも関わらず、豪遊せずに質素な生活をし、淡々と口座の数字を大きくしていくBNF氏。資産拡大こそを純粋に追求する姿は、まるで日々練習に没頭するオリンピック金メダリストのよう。
FX界の成功者 田畑昇人氏
次はFXで成功を収めた、田畑昇人氏について紹介します。2015年、東大院生が投資において、元手50万円を9か月で1000万円に増やすことに成功したとTVで話題になった田畑氏。
FXなどの投資で成功する人について、パソコンの画面に1日中張り付くデイトレーダーのイメージがありますが、田畑氏は相場に張り付きっぱなしのトレーダーではありません。FXのトレードに使うのはスマホ1台のみ。大学院生ですから、学生として勉学に励みつつトレードをしています。
さすがに東大院生はモノが違うと思われがちですが、高校時代の高畑氏の偏差値は30台。そこから東大院生になるわけですから、努力家であるといえます。
FXをはじめたきっかけは、なにかブレイクしたかったからという漠然としたもの。遊んでばかりの生活に焦りを感じ、様々なものにトライしFXトレーダーにたどり着いたのだとか。
FXで成功した要因については、負けず嫌いだから成功するための努力を怠らなかったと語ったことも。受験やFXに成功している高畑氏、何か他人を触発するムードを持っていますね。
さて、ここまで2名の成功者について見てきましたが、投資で成功する人の共通点は一体何なのでしょうか?
投資で勝つ人

投資で成功する人は少なくとも世界中におり、色んな人が色んな投資で成功しているのでしょう。この投資の成功者の共通点とはなんなのか? いよいよこの秘密について探っていきましょう。
実は、投資の成功者には5つの共通点があります。
- 学習を怠らない
- 利益にならない情報を捨てる
- 資金管理が最重要
- 投資ルールを厳守する
順に説明します。
1.学習を怠らない
学習は投資に関わらず、あらゆる事柄の成功の鍵となり得ます。投資で成功するうえでも学習をするというのはある意味当たり前のものとなりますね。
当たり前だからこそ投資を成功するための勉強は難しいとも言えます。そこで投資で成功するためには何を学習すればいいのかを考えてみましょう。
投資で成功するために学習すべきは、大まかに2つ・・・
- 投資の構造と考え方
- 最新情報
となります。こちらもひとつずつ説明していきましょう。
1-1.投資の構造と考え方
投資の歴史は長く、投資というのはひとつの学問としてあらゆる段階を経て発展してきました。これらは先人らが築いてくれたもので、我々現代人が改めて0から考えなおすには効率的ではありません。
将棋やチェス、サッカーや100m走においてもすべて、常に変わらない構造と基本=定石(セオリー)というものがありますよね。この投資の構造に対する理解や、基本的な考え方や定石は時代とともに蓄積されてきた言わば普遍的な固定情報だと言えます。
これは投資のテクニックや構造を理解するうえで土台となる知識や考え方なので、まずはここからしっかりと学習することが大事ですね。こちらについては投資の入門書や投資の構造の解説、投資の考え方、というった書籍を読み漁ると良いでしょう。
1-2.最新情報
投資で成功するための基本や定石(セオリー)を学習したら、次に学習すべきは最新情報です。
最新情報というのは少しイメージしにくいと思いますが、ひとことで言うと、その投資で成功する(利益を出す)ための情報です。先に話した投資の基本を学ぶという固定情報は、投資家として成功するための情報。利益となる情報というのは、投資家として成功するという情報でなく(その1回の)投資で成功するための一時的な情報となります。
例えば、相場を動かすような米国大統領の発言だとか、日銀の金利政策だとか、ビットコインに関する知見だとかそういう情報です。これら最新情報は、この情報を参考すれば利益となる価値を抱えています。この情報は仕入れる時期や投資行動が早いほど高い利益をもたらす可能性があります。
したがって、最新情報が古くなり(あらゆる投資家がほとんど動き切り)、利益がなくなったときに最新情報でなくなり価値がなくなります。つまり投資の基本などの固定情報と違い、最新情報は流動情報だと言えます。
市場に影響する要人や機関の発言やニュースなどの最新情報を常にフォローし、世界情勢やテクノロジーに関する最新の知識を常にストック&アップデートを続け、利益機会を効率よくとっていきましょう。
それはそうと、何が利益性の高い情報かどうかというのをしっかり判断できないともったいないですよね。
2.利益にならない情報を切り捨てる
投資で成功するためには、利益にならない情報を切り捨てる必要があります。
例えば、ネットなどで月利50%達成の手法!だとか、元手100倍達成の手法!なんかが紹介されている人を見かけます。これらはひと目で投資家に成功をもたらさないと判断できます。
なぜなら、月利50%の成績を達成させるのは誰でもできるからです。競馬でも元手1万円でオッズが1.5倍の馬の馬券を買い続け、当たった月だけ月利50%達成となります。本当に投資を成功させるために価値のある手法を謳うのであれば、投資期間、投資高、全ての取引利益、情報を公開する合理性、取引手法の概要くらいは公開しなければ、判断にすら値しませんよね。
元手100倍達成も同じことで、毎日100円で100倍となりそうな投資を繰り返せばいつか元手100倍は達成できます。
投資において何が利益になるのか、投資で成功するための考え方をしっかり学習したうえで情報を論理的に判断する必要がありますね。投資の世界は非論理が通用する世界ではありません。
投資で成功するために、論理をつきつめましょう。
3.最重要は資金管理
資金管理は投資で成功するために最も重要な項目。投資業を資金管理業と言い換えても過言ではないほど、投資で成功するために重要なもの。
つまるところ、投資家の仕事は資金管理。成功している投資家は完璧な資金管理を行います。それもそのはずで、資金を管理できない投資家が、何十年も自分の資産を大きくすることは難しいからです。反対に言うと、完璧に資金さえ管理できれば、何十年にわたって投資で成功する可能性があるということですね。
資金管理の基本は、利益が超長期的に最大化する投資高の制定です。最大ドローダウン=長期的に自己資金の最大何%の損失を被る危険性があるかを加味し、かつ超長期的に利益が最速最大になる投資高を計算する術を持つ必要があります。
どれだけ自身のある投資でも、短期トレーダーとしては、自己資金の最大5%のみの損失にリスクをとどめることとしましょう。
4.投資ルールを厳守する。
ついさっき紹介した資金管理および投資高の設定についても一つのルールですが、それ以外に投資で成功するためにはより高度なルールが必要となってきます。
投資ルールは自己分析からはじまります。
どの銘柄で利益を出せているか、利益を出すまでどれくらいの時間がかかっているか、どの投資で効率が良く成功していて、どの投資で失敗してしまっているか。
高い利益をあげ成功している投資は投資高を上げた方が儲かりますし、失敗している投資や投資手法なら投資が改善し成功するまで投資高を引き締めるか、投資を見合わせた方が儲かりますよね。
これに関しては、銘柄、投資手法、投資の時間帯、投資高別など、さまざまな角度から自己分析をする必要があります。夜より朝の方が体調がよく、投資がうまく成功する人もいることでしょう。
このように、投資において最高のパフォーマンスを発揮させるためには、積極的に投資した方がいいもの、投資に消極すべきものなど、自分だけの投資ルールが必要になってきます。
取引ルールのほかに、先ほど成功談で紹介したBNF氏の昼は食べすぎないという自己環境を整備する些細なルールでも、大事な投資ルールと言えます。
成功するためにはきっちりと自己分析の上で自らの行動や判断を制御していきたいところです。
色々な運用の特徴を見て自分に適したものを見つけよう

投資に成功するためには、ある投資に対する性格や考え方などにおいて適性が必要です。さらに適性云々の話以前には、元手となる自己資金が少ない人や、元手があっても仕事が忙しく時間がない人もいますよね。
そこで今回は
- 時間はあるが、元手が少ない:主婦や学生
- 元手はあるが、時間が少ない:会社員など
という2つのパターンに適した投資を見ていきましょう。
少ない元手で短期的に成功させたいならFX
少ない元手で、短期で投資を成功させたい場合は、FXがおすすめです。
FXとは外国為替証拠金取引のことで、簡単に説明すると2か国間の通貨を売買して、その差額で利益を出す投資。FXをおすすめする理由は、3つ
- 少ない元手でOK
- 24時間取引可能
- 銘柄が少なくとっつきやすい
という点があげられます。
単純に外貨(米ドル)などを日本円で安く買って高く売るというシンプルなルールに加え、元手が少なく済みます。また、24時間取引可能なので好きな時間にいつでも投資することが可能。
元手が少なくとも24時間の中で投資機会が多ければ、利益を大きくあげ成功させられるチャンスは少なくないと言えます。
まとまった元手で、長期的に成功させたいなら株
他に、毎日の取引管理などをするのは難しくてもまとまった元手があるという人は、投資で株の配当金を狙うというものが成功しやすいと言えます。
例えば、配当利回り3%の株式会社の株券に100万円分投資すれば、持っているだけで毎年3万円の利益が望めますね。売り買いを頻繁に行う必要もなく、持株の管理も楽チン。
値動きの激しい株などは(例えばソフトバンクなど)はリスクも多少ありますが、銘柄によっては株主優待(その会社の割引サービスなど)制度などもあります。キャピタルゲインやキャピタルロスに振り回されず、少ないリスクやリターンで利益を狙う人に向いていますね。
また投資信託も、低リスク低リターンで、手が掛かりません。こちらもまとまった元手は必要になりますが。
さて、話を変えまして、次は成功例だけでなく投資で失敗した例を紹介していきます。
失敗体験談から学ぶ失敗した例と特徴
投資の成功話は投資で成功するために見習うべき姿と言えますが、反対に失敗に関しては投資で成功するうえで回避すべきものなので、やはりこちらも重要なものですね。
FXの田畑氏も初めは失敗した
先に紹介した、FXにおける投資成功者の田畑昇人氏ですが、初めて1ヵ月目の頃はFXで失敗しています。
取引初日あまりFXのことをわからずに取引をしていると、なんとビギナーズラックで1万円利益が出て、成功したそうです。この調子で利益出していければ、億万長者も夢じゃないと考えた田畑さんは追加で入金し、20万円を元手にして取引を継続。
しかし、そう簡単には成功できず、ビギナーズラックは初めだけで、すぐに口座残高が0円になってしまいました。
ここで負けず嫌いの田畑氏はこのままではいけないと思い、一度取引をやめて、3か月間チャートを見て、分析し、FXを勉強することに没頭したのだとか。
また株のトレーダーで有名な投資家の神王リョウ氏も今では資産が30億円と言われており、成功者としてメディアで取り上げられることが度々ありますが、取引当初は100万円を0円にしてしまい、初めから成功者というわけではありませんでした。
その後、近くの大きな本屋で株に関する棚の本をすべて読み、研究したのちに取引を始め、成功したそうです。
投資の成功と失敗の境目は勉強をしているかどうかという点があげられますね。まず投資で成功するには、上でも述べた通り、たくさんの勉強をしなければならないということがわかります。
4度の破産を経験した投資家リバモア
ウォール街のグレートベアの異名をもち、一時は投資で大成功し、約4000億円の利益をあげることに成功した、有名なアメリカの投資家リバモア。
彼は4度の破産を経験していますが、ここでは学ぶことが多い3度目の破産を見ていきましょう。
当時は2度の破産を経験しつつも、今までの取引から手法には自信があり、再び成功することができたリバモア。再び破産をしてしまった理由は、コットン相場における失敗。
他人の相場観で取引し、自分のルールを破り、感情的な取引を繰り返し、判断力を失ったことが原因であると自伝で述べています。自身の相場観でなく他人の相場観で投資をするときの危険は、予想外の展開にポジションを手放す以外のコントロールができない点が挙げられます。しかし、リバモアはおそらくたまたま、損失を拡大させる道へ迷いこみます。
自分ルールを破り、損切りがなく過激なナンピンを行い、感情的に損失を取返しに行き、完全に判断力を失った状態で取引していたそうです。ポーカーでいうティルトという状態。最適な判断をしていても勝てるかどうか分からないのが相場、ティルトで乗り切れるほど甘いものではありませんね。
裁量でトレードしなければならない古いトレーダーの未熟な例が見られます。どれほど成功しても、自己を戒め、自分の設定したルールを守り続けるということがいかに投資で成功するうえで大切かというのが分かります。
このように、成功談だけでなく失敗談からも学ぶことは実にたくさんありますね。
成功談まとめ
ここまで記事を見て、投資に成功するためのビジョンは見えましたか?
では最後にこれから投資をするぞという人に向けて成功するために今回述べたことをまとめて終わりたいと思います。
自分に適した投資を見つける
自分に適した投資を見つけることは、投資で成功するためにはじめにクリアしたい課題です。向いているほうがより成功する確率が高まります。
お金がある程度あり、土地や物件に詳しいという人にはワンルームから投資できる新築マンションや、中古マンションなどを取り扱う不動産投資の選択肢もありますし、お金があまりないという人にはFXなど少額から始められる投資以外に選択肢は多くありません。
成功する人に倣う
初心者の方がむしゃらに一から投資を研究しても時間がかかってしまいます。
そこでより効率的に投資を勉強するために、今回紹介した成功者の姿勢に倣い、先人に負けないように投資に挑むことが肝心ですね。
成功者の姿勢はみなストイックな面があります。投資で成功するためには、投資を愛しストイックな姿勢で臨む熱量が欲しいところだとも言えます。
失敗談はとても重要
メディアでよく取り上げられるため成功例だけに目がいってしまいがちですが、失敗は発明の母というように、投資の失敗談も投資で成功するうえで欠かせません。
失敗談は投資の定石を学ぶ上でとても重要で、さらに自己分析と照らし合われば転ばぬ先の杖にもなります。このように、失敗談は今後自分の投資で成功するため活かせますね。
大きな失敗を恐れ、小さな失敗を恐れず、失敗をもとに自己分析し、失敗を修正さえできれば、理論的には投資で成功するはず。
投資で成功するのは難しく、成功者が少ないのは事実です。しかし、だからこそ成功したときのリターンはとても大きなものになります。投資に誰よりも愛し、勉強し、自己と向き合い、成功し、快適な投資ライフを送れると良いですね!