ウェストパックの研究チームが発表

9月に好調を維持してきたニュージーランドドル / 米ドルの価格は、現在、フェアバリューの75セントを2セント下回る73セントとなっている。ウェストパックの研究チームによると、この理由は9月23日土曜日のニュージーランドの総選挙が原因とのこと。
ウェストパックの研究チームの発表において重要なものを以下に抜粋。
- 今後2週間の連立交渉は相場が不確実な期間を意味し、ニュージーランドドルへのネガティブな圧力につながる
- 過去10回の選挙における典型的なチャートのパターンを参考すると、選挙までは相場は失速、その後はレンジ相場となる
- 12月には連邦準備制度の利上げにより、ニュージーランドドル / 米ドルが70セントまで下落するとの見通し。この利上げは来年さらに2回行われる
9月28日 2017年
原典:「NZD: Election/government risks near term ? Westpac」
編集部の見解
ニュージーランドドルはスワップが高いのでロング(買い)でしか入らないトレーダーが多いですね。ウェストパックの見解では年末まで下落相場なので、今年の残り3カ月はエントリーしにくいと予想されます。
ロングするトレーダーが多い分、一斉にポジションを手放したときの価格の下落速度はとても速いです。年末までの下落相場でショート(売り)エントリーするならデイトレードで行いましょう。