米ドル価格微増。「異次元の金融緩和継続」で

現在ドル円は112.70円付近で取引され、高値は112.81円、安値は112.62円となっている。
ドル円は少し上げている背景は、黒田日銀総裁の長短金利操作付き量的・質的金融緩和についての発言。黒田総裁は、2%の物価上昇を安定的に維持するために、インフレ目標値までマネーベースの拡大を続けるとしている。
一方、米国では祝祭日であるコロンブス・デイ。非常に静かな相場だった。
112.55円から112.75円に上がったドル円だが、上昇相場の障壁として112.99円のフィボナッチ・ラインが残っている。
10月10日 2017年
原典:「USD/JPY bulls got what they needed from Kuroda, an excuse to test the 112.99 fibo again」
編集部の見解
確かにドル円相場はドルの価格が微増していますが、なんとも言えませんね。
アナリストや海外為替ニュースメディアによると米ドルは強気相場と言われていましたが、金曜日の米雇用統計発表時にはドルの価格が上昇しましたが、その後すぐに降下しています。書籍デイトレードにもありますが、ポジションというのは大きな発表まで仕込まれるものなので、発表後はそのままチャートが反発することや、反発どころか逆へ動くことさえも。
この辺についてはまた後日お話したいと思います。
9月前半の大きな上昇相場が落ち着いたあとは、9月20日頃の安値から緩やかな上昇相場です。トレンドラインを引くと、この9月20日からの緩やかな上昇チャネルで、現在このトレンドラインを這うようにチャートが推移しているのが分かりますね。
サポートをブレイクダウンすることはまだないと思いますが、113円のフィボナッチラインの障壁が固いとされます。今後の値動きはどうでしょうか、少し難しいですね。
現在ドル円相場に悪い材料はないので編集部の見解としては変わらずロングです。