ハンドルでのもみ合い、ドル円上昇は苦戦

現在ドル円は約112.60円で取引されている。安値は一時112.55円を下回った。今日のドル円相場は東京市場からの売りで始まり、大きなサポートラインを割っている。
ドル円相場は現在113円からの※ハンドルに突入、どうにか反発を継続。このハンドルは火曜日の東京市場が開く前112.66円から113.19円まで価格の上昇した範囲と一致した。
※ハンドル:カップ型のチャートの取っ手(ハンドル)に当たる部分
先日の東京市場時間帯、相場を113.17円に押し上げたような大きなポジションがリエントリーされる場合、このハンドルは切り上げられ上昇相場になる可能性はある。
しかしニューヨーク市場の時間帯では米ドルの価格は逆戻りの下落。これは、今回FRBの議長となったパウエルがイエレン元議長やウォルシュ元理事よりも穏健派であるという理由からだと思われる。ウォールストリート不況のあとは低金利が主要政策のまま、S&P500種株価指数では再び記録的な高値を見せているわけでもない。
市場は再び、セントルイスの銀行カンファレンスで行われるFEDのイエレン元議長の開会挨拶に注目している。
10月4日 2017年
原典:「USD/JPY: offers extending below the support at 112.70 to 112.56 the low」
編集部の見解
前日のニュースで言えば、ドル円相場の地合いは円安の上昇相場ですが、北朝鮮のミサイルリスクや先日のラスベガスの銃乱射事件などにより短期的にはレートの昇降がラリーしています。
今日のサポートライン割れの下落相場は、主要指標発表に向けたポジション調整との意見もあります。
地合いが上昇ならば狙いはロングで良いと思います。そうなると、どこでエントリーするかがポイントになりますね。
ブレイクアウト確認でエントリーするのであれば、レジスタンスラインは113.4円ですね。押し目でエントリーするならサポートラインかトレンドラインが参考となりますが、112.2円が目安となりそうです。