ドル円弱気相場。112.22円の水平抵抗線の強度試される

ドル円相場は、ピボットのあった112.40円をブレイクし、ロンドン市場後場において112.70円から111.99円に下落。これがヨーロッパ市場の後場に影響を出した。
112.00円から112.40円に相場が回復してもなお、東京市場でも再び下落バイアスが強い印象。
FEDのKapalnによると
- 金利の引き上げに時間がかかりすぎると、景気後退指数加速にFRBを追い込むことになる
とのこと。
一方、2.34%で安定していた米10年国債は、2.37%から2.32%へと下落。
カタルーニャ自治州の不安定性を加速させたカルラス・プッチダモン州首相のスピーチに比べ市場がやや渋かったとはいえ、今は少なくとも起爆剤とはならなかった。
10月11日 2017年
原典:「USD/JPY bears in control, down to test Sep 29 112.22 low again」
編集部の見解
昨日の当編集部の見解ではサポートのトレンドラインは破られないと考えましたが、いとも簡単にブレイクダウンしてしまいました。当編集部のトレーダーのロングポジションも111.99円で惜しくも切られています。
ドル円は今年トレンドの勾配がとてもキツく、9月からほぼ横ばいのラリーチャートはあまり見ませんね。
下落材料が増えても買い支えられているといった印象でしょうか。ここから抜ける方向がトップかボトムかは誰にも分からないわけですが、当編集部の見解では簡単にトレンドは転換しないという結論。
今後も注目です。