114円の上蓋はトランプフレーションへの反発か

現在のドル円相場のポイントは・・・
- ・カギは米債利回り
- ・トランプフレーションによる投機相場か?
現在ドル円相場は133.9円で取引されている。本日の東京市場の前場では取引は盛んだ。目下ドル円市場は強力な上昇トレンドで、これはトランプフレーション(※)による影響が大きい。
※トランプ大統領のポピュリズム政策がもたらすインフレ(への期待)
ただし、この地合いが投機相場である可能性も否定できない。特に、CNBCがレポートしたように、共和党上院議員のうちの3名が米税制改革法案へ支持しないという情報が流れたことも考慮したいところだ。
一方で米債利回りは上昇しており、短期的には少なくとも114.5円ラインをブレイクし115円に向かうような相場。
米債利回りは一夜限りのものか?
米10年債利回りは2.37%から心理的な投資抑制ラインの2.40%をブレイクし、6ヶ月ぶりの高利である2.42%まで上昇。2年債も0.4%上昇、1.56%から1.59%に上昇し、9年ぶりの高利を達成。マーケットは、12月利上げの可能性を99%とするFEDの先物利回りを織り込み済み。
10月25日 2017年
原典:「USD/JPY: capped at 114 handle, Trumpflation trade overdone?」
編集部の見解
昨日のドル円相場も下落に特別理由がありませんでしたし、どうも114円の上蓋が重いです。
本文では現在の相場はトランプフレーションによる投機相場で、簡単に言うと買われすぎを警戒して市場が売りに備えているということを言っていますね。
つまり昨日の下落は利確による反対決済の売りということですね。エントリーの狙い目は変わらず114円をブレイクした戻りとなります。