ドル円113.6円で定着。下落気味の相場

相場のポイントは・・・
- 米ドルは水曜に0.3%の下落
- 米10年債利回りは2.42%から2.47%に上昇(半年ぶり最高値)
- トランプはFRB議長をまだ決めていない
- 米株急落。物足りない財務諸表で
ドル円相場は一時114円台の取引で過去3ヵ月の中の最高値である114.24円を記録。しかし、米株式市場の鈍化により下落バイアスがかかり価格を113.5円まで引きずりおろした。
現在、ドル円は113.45円付近で取引されており、東京市場の前場に当たる時間帯、価格は0.05%の下落を見せている。
一方では2.47%から2.43%を記録していた米10年債利回りが、過去半年の中で最高を記録。しかしこの間米ドル価格は弱化。12月に利上げすると目されるFRBと、2%の物価目標達成を先とする日本銀行の意見の相違は今後も縮まらないだろう。
10月26日 2017年
原典:「USD/JPY: firm in 113.60’s in Tokyo, consolidating dollar’s downside」
編集部の見解
ドル円は強力上昇相場と言われながら114円台以上は調整がとても強いですね。
週足で見ると114.2円は、過去5月と7月の最高値で、2ヶ月サイクルの大きなトレンドがどちらもここで下落へとはじかれています。
このレジスタンスラインはかなり強そうなので、これをブレイクしない限りロングエントリーは少し怖いですね。ショートもアリかも知れませんが、強気相場の上昇トレンドでわざわざ逆張りすることもないかと思います。
ショートならしっかり下落確認してからでも遅くないでしょう。