ドル円再び大きな114.2円抵抗線へ

相場のポイントは・・・
- EBCの慎重な発表(量的緩和縮小)
- 米ドル指数の背景に中央銀行のダイバージェンスと米税制改革の進展
現在ドル円は114.2円付近で取引されている。
深夜から明け方にかけて、米ドル指数は一気に上昇。これは、今日の夜のGDP指標に先んじいくつかの好材料があった。主な要因はECBの金融緩和縮小の発表。EBCのこの慎重な発表は、上昇の勢いにある米ドルをさらに加速させた。
これにより、さらに米税制改革は進展を促される。米10年債利回りは2.41%から2.46%へ上昇、2年債利回りは1.58%から1.62%へ上昇。さらにFRBの先物利回りは続騰、12月の利上げ率は95%へ。米ドル指数は昨日から今日にかけて0.9%もの上昇、ドル円相場は113.3円から上昇し114円を突破している。
10月27日 2017年
原典:「USD/JPY: holds onto the 114 handle after strong drift post dovish ECB」
編集部の見解
EBCの金融緩和縮小によりユーロが急落した影響でドル円が押し上げられましたね。
これでドル円相場は114.2円、昨日のニュース記事に述べたようにこの114.2円は5月と7月の最高値になります。これは2,3日前に理由もなく下落へとはじかれた大きなレジスタンスランとなっています。
サポートラインもほんの少し上げているので、強気な地合いをみてもこの揉み合いのチャネルはブレイクアウト(上昇)しそうですね。
ニュース本文原典によると、レジスタンスラインは114.05円、114.4円、114.85円。現在114.05円より高い価格を推移しているので、114.05円まで価格が戻ったらロングエントリーしてもよさそうです。
そのほかサポートラインは、113.6円、133.2円、112.75円で押し目の参考にしましょう。