投資の考え方

現代は投資しないと損な時代

投資をしないのは損

投資は今後もっと必要となる

 

投資をしないは損

日本人は投資嫌いと言われています。

筆者も投資(FXなど)をはじめて3年目ですが、投資の話を気軽にできる友人は積極的に探すまでなかなかいませんでした。筆者の印象は、日本人は投資嫌いというより投資に対する免疫がないというものです。

「投資は怖い」「投資など所詮ギャンブル」「投資はイチかバチか」世間ではこんなイメージも強いようです。

リスクを嫌うのは日本社会の堅実な面でもありますが、実際には投資をうまくできる人の方が自分の資産を守ることができます。これからの時代、投資はもっと必要なものとなります。

・・・というワケで、このページでは投資とは何か、ギャンブルと何が違うのか、投資をしないとなぜ損で、これからの時代なぜ必要になっていくか、という点を見ていきましょう。

 

お金でお金を増やすこと

 

投資というのはそもそもどういう意味なのでしょうか?

「お金を増やすこと」「お金の必要な人にお金を出して、利益の一部をもらうこと」「大金を動かすこと」「事業をすること」いろんなイメージがありますね。

投資とは、言葉の通り本(お金)をじることを言います。簡単に言えばお金を出すということです。私たちも普段、食事をしたり何かを買ったりするときにお金を出します。このときお金を使う目的は、モノやサービスを手に入れるというものですね。

購入と違い投資でお金を使うのは、もっと多くのお金を手に入れる目的があるからです。

 

お金を使うともっと大きなお金が返ってくる?

 

手作りのおにぎりを売って儲ける商売があるとします。1個100円のおにぎりを200個売って、1日2万円を儲けることが出来るのですが、このおにぎりはとても人気で1日1万人が買いたがっています。しかし、1日1万個のおにぎりを作るのは人手も不足しています。

そこで、工場を作っておにぎりを作るのを自動化すれば、1日1万個のおにぎりを作ることができ、売上は50倍になります。そこで、おにぎり屋さんの社長は工場を作るお金を事業に投資することにします。工場が出来上がったら、工場を作ったより大きなお金がたくさん入ってくることが望めますね。

これが投資です。ポイントはお金を出すことにより生産性(おにぎりを作る個数)があがり、投資の結果として利益となりお金が増えるということです。

 

FXや株式のトレードは投資?

 

そうなると、ただ安く買って高く売るというFXや株式投資が投資なのかということが疑問になります。疑問の焦点は、外貨や株式を一時的に売り買いして、生産性が向上するかというもの。もし、投資によって得た利益が一時的かつ生産性向上によるものでなければ、それはギャンブルと言うことができます。

さて、FXや株式トレードが投資かという問いの答えは、YESでもありNOでもあります。

どういうことか詳しく説明しましょう。外貨や株式でトレードする人がいなければ我々の社会の生産性は下がりますが、トレードで利益を得る人は生産性の向上ではなくキャピタルゲイン(売り買いの一時的な価格の差益)によって儲けることになります。

したがって、FXや株式トレードは投資であり、ギャンブルであるということが出来ます。

 

みんなに嫌われるギャンブルとの共通点

 

FXと株式トレード・・・もといトレードのみならず、そもそも投資はギャンブル的な側面があります。少なくとも、優れた投資家は投資とギャンブルの共通点を知っているはず。

多くの人はギャンブルを誤解し、忌み嫌い、感情的な目で見てしまっています。しかし投資家、投資にギャンブル的な側面があると知っていながら、もとい、知っているからこそ勝つことが出来るのです。

投資≒ギャンブルで利益を得るためには、単にどの確率でどれほどのお金が得られるかという純粋な算数が重要になります。ある人は2分の1の確率でお金がすべてなくなってしまうような不利な投資をしているし、ある人は2分の1の確率でお金が2倍以上になるような有利な賭けをしています。

投資家は損を回避し利益を獲得するため、この事実を突き詰め、リスクとリターンを冷静に天秤に掛けています。

 

優れた投資家は優れたポーカープレイヤー

 

ポーカーは投資でなくギャンブル。

ビル・ゲイツはマイクロソフトの創業資金をポーカーで稼いだのは有名な逸話。そのゲイツとともにポーカーをプレイするのは、世界一の資産家、オハマの賢人と呼ばれるウォーレン・バフェット。

このウォーレン・バフェットが、こんなことを言いました。

「ポーカーのゲーム開始から20分で、誰がカモかまだ分からないなら、自分がカモである」

ポーカーとトレードの本質は一緒で、プレイヤー=トレーダー同士で互いのお金を奪い合い、誰がどの勝負に勝つかは誰にも分かりません。

決して感情に流されぬ冷静な判断力、勝負に勝てる見込みの確率、彼我の資金力の差、理論上最適な資金管理、プレイヤー同士の心理的な駆け引き。あらゆる面でトレードとポーカーは一致します。

これらを兼ね備えないトレーダーは、他のトレーダーと戦っていくのが難しいでしょう。

 

投資もギャンブルも、選択することが本質

 

  • 「買うか売るか」
  • 「取引するかしないか」
  • 「降りるか勝負するか」
  • 「投資をするかしないか」

どの選択肢が自分にとって得なのかしっかり考えて利益を出すこと、これこそがギャンブルもとい投資の本質です。

参加者が平均的に損をする(=マイナスサム)ゲームであろうが、参加者が平均的に得をする(=プラスサム)ゲームであろうが、結果的に自分の利益の確保する選択さえ出来ればあなたは優れた投資家です。そして、その時に自分が優れたギャンブラーであることも自覚していることでしょう。

あるいは、勝てるか負けるか分からない勝負をギャンブルと呼ぶなら、勝てる投資家にとってトレードはギャンブルですらありません。次の勝負に勝てるか分からなくとも、長い目で見れば自分が勝ってきたからです。

 

「何もしない=リスク」の時代

 

投資は、大金を投資し大金を稼ぐか大損するか、というイメージもあります。これはあくまでステレオタイプ(みんなが持っている先入観)。投資家は投資をするからこそ、リスクを嫌います。

投資は選択そのものであるという話をしました。現在、投資をしていないという人たちも、投資をしないという選択をしています。この場合を言い換えると、自己資産のすべてを円として銀行に預金するという選択になりますね。

 

円として銀行に預金しておくという選択

 

貯金と言いましたが、銀行に預金しているお金、もったいないと思ったことはあるでしょうか?

銀行は私たちの預金を運用して他人に貸しつけ、あるいは投資をし、お金儲けをしています。メガバンクは私たちのお金を運用し、銀行員1人当たり700万円の純利益を生み出しています。

銀行は生み出したこの利益から我々に預金金利を支払います。その金利はなんと1年に0.001%。この数字は、1億円あずけると1年で1000円の利益になるという計算です。

この銀行預金も、銀行が経営を失敗したらペイオフ制度により1000万円までしか戻ってきません。

 

何が起こるか分からない時代

 

例えば明日の朝、天災や近隣諸国との問題で、日本が経済危機に陥ったとしましょう。それが理由で今我々が持っている通貨「円」の価値が暴落したら、どうなるでしょうか。

この資産を、そのとき安全とされるほかの通貨に換金するという選択をし、損を回避した投資家がいるとします。このとき、円を持ちつづけた人つまり投資をしない人は損をしているわけですね。

有事のとき自己資産をどのように守るかは、やはり慎重な判断が必要になります。このとき投資に慣れてさえいれば、自分の資産を安全に守ることが出来ます。

大地震に金融危機など、何が起こるか分からない時代です。色んなリスクに備え、様々な形で資産を保有することが大事になりました。

 

投資≒貯金。分散は立派な資産の運用

 

利益を生み出すことのできる元手を銀行の裁量で運用され、金利は雀の涙。銀行がお金の運用を失敗し、経営破たんとなれば我々のお金は一部だけ返金。預金による利益はほとんど無し。

銀行に預金するということにはこういう側面があります。確かに盗難に遭う危険はほとんどなくなりますが、銀行の経営破たん以外に、日本の経済危機はいずれ起こらないとも限りません。そのとき我々は資産は大幅に減ってしまう可能性があります。

お金は円として持ち、銀行に預けておけば安心という時代ではなくなりました。

 

資産を分散させて守る

 

我々が自分の資産を守るために出来ることは、「円」をほかの通貨や価値のあるものに資産を置き換えること。例えば外国通貨のドルやユーロ、仮想通貨のビットコイン、金(きん)、株券、不動産などが挙げられます。

このように色んな形で資産を持っておけば、このどれか一つの価値が無くなっても資産を守ることができますね。

 

資産の分散も立派な投資

 

そういう点から、損を回避する選択をしたという意味では、資産の分散も立派な投資。また分散させる資産も時期によって値段が違ったり、持っているだけで資産が大きくなったり減ったりするものです。

つまり、自己資産を守るためという意味でも、投資の知識は必要になってきたということ。

実際に自己資産を守る、損をしないように有効に運用するというのであれば、投資というのはちょっとした貯金に似ています。そして、資産を分散させた結果損が出なかったというのは、お金はほんの少し増えていることを意味します。

・・・少なくとも、銀行の預金金利よりも。

 

おすすめの投資は

 

資産の分散目的であるなら、金や仮想通貨、外国通貨を買っておくのが良いでしょう。

しかし、先ほど言ったように資産をほかの価値に転換することも投資(選択)に他なりません。

投資を嗜むなら、やはりこのサイトで主に扱うFXがおすすめ。ルールが難しくなく始めやすいですし、FXは投資的金銭感覚を養うのにもってこいです。

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