放置FXで稼ぐ手法とは?
FXで取引をする際、あなたはどのようなスタイルでに行っていますか?
FXのチャートをずっと見ながらトレードしていると、
「いつも損が出ているとき決済しちゃう」
「FXを放置すると強制ロスカットされる」
「FXで取引するほど損していく」
「自分が決済したあとに予想したとおりに値が動いていく」
など・・・こんなFXのトレード経験はないでしょうか?
これはFXでトレーダーがよく陥る状態。
特に初心者トレーダーの場合には、トレードを放置できずについついチャートを見すぎてしまう人も多いとか。
FXのトレードで勝つためには強靭な精神力が必要です。
利益が出たり損失が出たりに一喜一憂してしまうと、返って強いストレスを感じてしまい、FXトレードを行う判断力が無意識に失われていってしまうことがあります。
FXトレードで最も良いのは、最初の予想通りにFXのトレードをすること。つまり、放置してちょこちょこいじくらないことがポイント。基本的には、エントリーしたらチャートを見ず放置することが、精神衛生上最も的確な判断をできる状態なんです。
では、どうすればそんな状態を作り出せるのでしょうか?
今回は、FXを放置したままで儲けるこのトレード手法について説明していきましょう。
なぜ儲かる?放っておくだけのトレード
FXでポジションを持つと、とにかく為替レートが気になってしょうがないという人は多くいます。
これは、FXを放置したままのトレードで大きな損が出たらどうしようという不安な心理状態を示しています。
実はこの精神的な不安が強い状態こそ、判断力がとても鈍っている状態なのです。
FXと関係ない話なのですが、一時期話題となったオレオレ詐欺で使われた会話手法の中に、
・お子さんが事故を起こして加害者になった
・被害者は亡くなり、お子さんが逮捕された
・保釈金をすぐ払わないと弁護できない
というものがあったそうです。
客観的に見てこの要求は滅茶苦茶ですが、動揺した親御さんは支払い要求に応じてしまう確率が高かったとか。相手の心理状態を不安にさせ、判断力を鈍らせる狙いが見事的中してしまったわけですね。
このような例はFXでトレードを放置できず、損失が気になってしまっている状態にとてもよく似ています。
この場合の対処法は、FXのチャートを見ないでトレードを放置しておくことです。ただFXを放置しておくことで、精神状態を健全に保つことができるのです。
待つことが大事
FXで損失が出ているときは、放置したままだと損失が大きくなってしまうのではないかという不安に常に襲われます。そして今すぐこのトレードをどうにかしたいという気持ちと戦わなければなりません。
しかし、自分の予想が「相場は上がる!」というものだったとしても一度下がったあとに上がるという、遅れて予想が当たることはよくあります。放置しておけば利益が出たのにもかかわらず、こういう時こそ放置できずに損切決済してしまったりすることが往々にしてあります。これについては、経験のある人も多いのではないでしょうか。
そのようなトレードを繰り返し行っていると、「さっきのエントリーの方が良かった」という事になってしまいがちです。
いじるほど損をする
FXのトレードには、売買手数料やスプレッドが費用として掛かります。そのため1日に何回も何十回もエントリーできるものではありませんし、もし行えば費用もかさんでマイナスになることもあり得ます。また、悪循環に陥っている状態でFXをしても、トレードをするほど損がどんどん積み重なってしまうものです。
そもそも、そんなに良いエントリーポイントというのはたくさんあるものではありません。
そこでFXで大事なこととして、
- エントリーポイントが来るまで放置
- 期待の結果になるまでトレードを放置
この2つを徹底しましょう。それまでは基本的に「待ち=放置」が必要なのです。むやみやたらにFXのトレードをいじくりまわして、損を積み重ねないようにしないといけません。
FX放置で儲ける簡単手法
FXで放置して期待の結果を待つ方法は、意外と簡単にできます。
ここではその放置のやり方を説明していきます。
ポジションを持って放置するだけ
基本的に
「今後下がるだろう」
もしくは
「今後上がるだろう」
- エントリー(それも低低ロットで)
- 利益が出るまで放置
トレードはこの2つだけです。この際、チャートを見てはいけません。
とにかくFXを忘れて放置してください。
数時間から1日程度FXを放置して見ると、自分の予想通りになっていれば儲かっているはずです。
放置さえしていれば、この間無駄なエントリーや決済などのFXのトレードをせずに済みます。
ここでのポイントは、FXの値動きは意外と予想通りになるものだという点です。
ここでのポイント。
FXの値動きは意外と予想通りになるものだという点です。
低ロットでトレードする意味や、放置FXにおける低ロットの重要性、放置FXではどれくらいのロットで持てばいいのかなどについてはこれからお伝えしていきますね。
低ロットで行うこと!
FXにおける低ロットというのは、少ない取引高という意味です。
1ロットというのは、
〇国内FX口座:1ロット = 100万円
〇海外FX口座:1ロット = 1000万円
ということになります。
目安としては、
入金額 | ロット数 | |
---|---|---|
国内FX口座 | 1万円 | 0.1ロット |
10万円 | 1ロット | |
100万円 | 10ロット | |
海外FX口座 | 1万円 | 0.01ロット |
10万円 | 0.1ロット | |
100万円 | 1ロット |
となります。これくらいの低ロットで取引を行えば、余裕をもって放置FXトレードができると思いませんか?
よく「低レバレッジが良い」と言う人もいますが、放置FXトレードは何よりも低ロットで行うことが大事です。
低レバでなく低ロットが成功の鍵

FXの取引において、ロット数が大きいまま放置トレードをすると、損がとても大きくなったり強制ロスカットされたりする危険が高まります。
レバレッジの大きさと必要な証拠金の大きさを比較
ここで「レバレッジ」という意味をおさらいしますと、レバレッジとは証拠金の何倍でトレードをできるかという意味。例えばレバレッジ1000倍の場合、1万円の証拠金で1000万円分の取引ができます。
一方でレバレッジは、トレードをするのに必要なFX口座内の証拠金を計算するものでもあります。
この必要証拠金ですが「レバレッジが低いほど、FXのトレードに必要な証拠金は大きくなる」という特性があります。つまり、レバレッジが低いほどFX口座に多くお金を入れなければいけません。
では、1,000万円のトレードを行う場合、どうなるか表で見てみましょう。
レバレッジ | 必要証拠金 |
---|---|
25倍 | 40万円(1000万÷25倍) |
100倍 | 10万円(1000万÷100倍) |
250倍 | 4万円(1000万÷250倍) |
1000倍 | 1万円(1000万÷1000倍) |
このように、レバレッジが低いほどトレードに必要な証拠金は大きくなります。
低レバでなく低ロットが大事な理由
FXの世界では、レバレッジが低いほどトレードは安全というわけではありません。
FXトレードで生じる利益や損失の大きさは、レバレッジが高いかどうかもさることながら、ロット数の大きさに関係があります。
ロット数が低ければ、放置していても損が大きくなりすぎることは絶対にありませんが、何よりもロット数が大きいと証拠金が足りなくなり、利益が出る前に強制ロスカットされてしまう危険があります。
時間や労力がもったいないことを排除するための放置FXトレードなのに、強制ロスカットされてしまうのはさらに利益ももったいないとなってしまいます。
ハイレバの方がロスカットされにくい = 安全
そもそも問題となる「強制ロスカット」とは、必要証拠金に比べてFX口座の中の証拠金が少なくなっている状態で起こります。
これは簡単に言うと、レバレッジが大きいほど同じお金のトレードなら強制ロスカットされないというという意味です。ロスカットされてしまうのはレバレッジが低かったからということですね。
したがって、放置FXトレードに関わらず、ハイレバレッジで低ロットが選べる海外FXの方が安全性は高いと言えます。
指値と両建で安心トレード
いくら低ロットが安全とは言え、FXトレードにおいて値動きはどのようになるか分かりません。
そこでより安全な放置トレードや儲けの大きな放置トレードを実現するために
- 指値
- 逆指値
- 両建て
を駆使することでトレードの勝率が高まります。
では順を追って説明していきますね。
指値を使って利益を取る
「指値」とは、自分の狙った値段になったときに自動で利益を確定してくれる注文を言います。
例えば、現在のレートが100円の時99円になったら売りたいと設定、99円になったら自動で売買確定してくれる状態のことです。この場合99円にならない限り売買は成立しません。
FXのトレード中利益が大きくなっているのに、忙しくてトレード画面にログインできないといった場合はありませんか?そのままトレードを決済できず放置してしまい、その結果利益が少なくなってしまう時もありますよね。
そうならないために「指値」を設定しておけば、設定した価格でトレードを自動決済してくれます。
つまり、ポジションを持って放置したままでも、利確ポイントを逃さないようにトレードをすることが可能となります。
逆指値を使って損を小さく
「逆指値」とは、指値とは反対に自分の予想と反対に値が動き、損が出てしまったときに機能するものです。
損が大きくなりすぎないように、指定した値段になると自動で損切確定をしてくれる注文を逆指値と言います。
ここまで動いたらもう戻ってこないな、という点を設定しておけば、いくらFXを放置していても大損することはありません。
例えば先ほどの例でいうと、100円の時に99円で売りたいと思っていたのに相場が反転し、100円を上回ってしまったとします。これを102円になったら損を覚悟で売ってしまう設定をすることがこの逆指値注文になります。
放置FXトレードに関わらず、プロのトレーダーは逆指値を必ず注文します。
FXでは何が起こるか分からないので、いつも必ず逆指値を入れるようにしましょう。特に放置するトレードでは必須です。
ここに買いでエントリーしたときの、指値と逆指値をイラストにしたので参考して見て下さい。
ちなみに、海外FX口座で使われる取引ツールMT4ならエントリーのラインを、
- 利益方向にドラッグすれば利確の指値
- 損失方向にドラッグすれば損切の逆指値
という簡単な操作で設定できます。MT4を使う機械があればぜひ使ってみてくださいね。
両建てでポジションをロックする
最後に、両建てについて見ていきます。
両建てとは
- 買いポジションを持っているとき売りポジションを持つこと
- 売りポジションを持っているとき買いポジションを持つこと
という意味です。
これを行うと、激しく値が動いたとしても含み益や含み損を固定することができます。放置していても利益が大きくはなりませんが、その分絶対損も大きくなったりしないわけです。
放置FXトレードに関わらず、両建てのメリットは
- ゆっくり時間をかけて判断できる
- 相場から長く離れても安心
という2つのメリットがあげられるでしょう。
反対にデメリットをあげるなら、
- スプレッドや手数料が掛かる
- 両建てを禁止しているFX会社が中にはある
という点です。しかし、最近はほとんどのFX会社で両建てが使えるようになってきているので、そこまで気にすることはありません。
以上が放置トレードの手法の説明となりますが、いかがでしたでしょうか?
普段からFXのリアルタイムチャートが気になりすぎて「疲れてしまった」「思ったようにうまくいかない」という方は
- 低ロットで
- ポジションを持って
- 逆指値を入れて
- 放置!
をしてみましょう。その結果、自分の計画通りのトレードが出来ますし、精神的な負荷も減らすことができるので断然おススメです!