「FX」口座凍結の理由と解除方法

もしあなたのFX口座が急に凍結されたら、どう思いますか?
と、不安な面がたくさん・・・
実は、FX口座が凍結される主なパターンは2つ。
- ・規約違反(スキャルピングなど)
- ・口座の放置
これに対する、
- ・なぜ上記の理由でFX業者が口座を凍結するのか
- ・具体的に何をすると口座が凍結されるのか
- ・FXの凍結口座の解除方法は何なのか
といった疑問をこれから解消していきます。
目を通すだけでも、FX口座の凍結リスクを下げるコツ と 口座が凍結された際の解除方法 が分かるのでいざという時のために必見です。
口座凍結の解除方法~教えて!FX~

まず口座凍結には2種類あります。
- ① 休眠口座として扱われた場合
- ② 利用規約違反とみなされた場合
それぞれの場合で解除方法が異なるので、
自分が心当たりのある方をチェックしてみてください。
1) 取引を再開する
2) 証拠金を入金する
3) サポートセンターに連絡する
※FX業者によって方法は異なります。
② 利用規約違反とみなされた場合 の口座凍結を解除する方法
また口座の正確な凍結理由を把握することも難しいと思われます。
では実際に各FX業者では①の場合における口座凍結に関してどのような回答をしているのか、いくつか例を挙げて見てみましょう。
各FX業者の凍結事例
①休眠口座に対する疑問点を実際に各FX会社に質問してみました。
質問した内容は以下の通りです。
- ・口座凍結の理由は何か
- ・解除できるか
- ・凍結後の出金の可否
- ・再び口座を開設できるか
では、国内業者と海外業者に分けてご紹介していきます。
【 国内FX業者 】
● DMM.com証券
メールでの質問に対する回答です。

やはり凍結理由の詳細は伏せられるようですね。
一応凍結後でも出金は出来るようなので、その部分では安心かもしれません。
【 海外FX業者 】
● XM
同じくメールでの回答です。

ボーナス及びポイントは全て消失してしまうようですね。
加えて口座にお金がある休眠口座には、手数料が発生してしまう点が特徴的だと言えます。
このように各社それぞれの規約に沿った回答を得られました。
もし口座を凍結されてしまった場合は、慌てずにサポートセンターに連絡してみましょう。
また、事前に利用規約の禁止事項を読んでおくことをおすすめします。
ということで、次はFX口座を凍結される原因についての解説です。
原因は規約違反とアカウント放置?

先ほどのメールの回答のように、
凍結理由の詳細は伏せられますが、主な理由に次の2つが考えられます。
- 凍結理由① 利用規約の違反
- 凍結理由② FX口座を長期間放置していた
順に説明しましょう。
凍結理由①利用規約の違反
各FX業者のHPには必ず「ご利用規約」のページがあります。
その中で「禁止事項」に関しても明記されているのは知っていますか?
※動画はGEMFOREXの利用規約を参考にしています。
又音声なしなので、外出先でもご覧いただけます。
では規約違反とはどういったことを指すのでしょうか。
具体的には、
- ① FX業者が禁止する(不正)行為をする
- ② そのうえで利益を上げている
- ③ 結果的に業者側にとって損な状況になる
という流れから、アカウントが凍結されるそう。
FX業者が健全な企業である以上、(不正)禁止行為を行い、FX業者と他のトレーダーに損害を与えるアカウントを処罰するのは当然の行為ですよね。
もちろんFXで普通にトレードして利益をあげたからといって、口座凍結を行うわけではありません。
利益をあげているトレーダーの禁止行為を見つけた時、それが口座凍結の理由となるのです。
では、規約違反の中でも最も多い原因を紹介しましょう。
最も気を付けるべき禁止事項
どのような行為を禁止しているかは各FX業者によって異なります。
インサイダー取引、偽名でのアカウント作成、自分以外にアカウントを貸し出し、取引システムの不正操作…など
色々ありますが、普通に利用していれば上記のようなことはありませんよね。
しかし通常のトレードでも、比較的多くのトレーダーがやってしまいがちな行為がこの2つ。
- ・短時間での連続的な取引(=スキャルピング)
- ・自動取引ツール(EA)の使用
これらがどのFX業者でも禁止になるわけではありませんが、禁止するFX業者が多いのも事実です。
故意や過失に関わらず、FX業者によっては口座凍結の理由となってしまいます。
特に短時間での連続的な取引( =スキャルピング )は、うっかりやってしまいがちなので注意したいところ。
では多くのFX業者がスキャルピングを嫌うのは、一体なぜなのでしょうか?
スキャルピングが禁止されやすい理由
スキャルピングが禁止されやすい大きな理由に、
DD方式とNDD方式といったFX業者の仕組みが関係しています。
国内FX業者ではDD方式を、
海外FX業者ではNDD方式を採用しているところが多いです。
ディーリングデスク方式の略。
FX業者のディーラーを間に挟んで、注文を銀行などの金融機関に通すシステム。
注文はディーラーの判断によって通らないこともあります。(=呑み行為)
ノンディーリングディスク方式の略。
ディーラーの仲介なしにトレーダーの注文全てを銀行などに流すシステム。
そしてスキャルピング手法を好まないのが、DD方式。
通貨の売買を短期間で繰り返すと、ディーラーが他金融機関に注文を流す為の判断が遅れ、
結果としてそれがFX業者側の大きな損失になりかねないからです。
要は「FX業者側へのリスクが大きい」ということ。
その為DD方式を採用する多くの国内業者では、スキャルピングを禁止事項としています。
皆さんも口座凍結のリスクを考えれば、スキャルピングを控えるに越したことないでしょう。

さて長くなりましたが、
凍結理由①の「利用規約の違反」についてはこの辺で締めようと思います。
そして次に考えられる凍結理由②「口座の長期放置」。
心当たりがない人は、一つ先の項目までスライドしてくださいね。
凍結理由②FX口座を長期間放置していた
もしかして、
複数の業者で口座開設したけど、使ってないアカウントが・・・
なんて人いませんか?
実はこれ、凍結される原因にもなり得ます。
開設はしたものの2~3年ほどログインすらしない状態で放置が続くと、凍結になる恐れがあるそうです。
しかしこれは証拠金や個人情報の保護という面では、逆に有難いことかもしれませんね。
ではここまでで、口座が凍結される原因を把握できたと思います。
原因が分かったところで、次は口座凍結されない為の対策を見ていきましょう。
【出金停止にならないためには??】しっかり対策

先ほどもお話した通り、
利用規約の違反での凍結は、解除が認められる場合はほとんどありません。
しかし一度サポートセンターに連絡すれば、出金の手配をしてくれるところも多いです。
口座の凍結が発覚した時点で、
とりあえずサポートセンターに連絡することをおすすめします。
ただ、口座凍結にあわないことが一番ですよね。
ということでここからは、口座が凍結されない為の対策を確認していくことにします。
対策!アカウント停止を回避するために
FX業者の口座凍結対策のポイントは3つ。
- ・ 取引先業者の定める規約を読む
- ・ 使用しない口座は早めに解約する
- ・ 海外FXを検討する
「 取引先業者の定める規約を読む 」については、改めて自分のトレード方法を見直すキッカケになるかもしれません。
これを機に再確認してみてはどうでしょうか。
まずルールをしっかり守っていれば、口座凍結には至らないはず。
ただ、多くのトレーダーが主にスキャルピングで引っかかっている現状を考えると、そこだけ気をつければ問題ないとも考えられます。
逆に言うと、デイトレだけでなくスキャルピングもできる業者で口座開設すれば解決しそうですね。
先ほど、DD方式を採用しているのは国内業者に多い話をしました。
つまりスキャルピング禁止を回避する為に、海外業者での口座開設も視野に入れてみるのもアリかと思います。
海外FXで口座開設もアリ◎
実は、海外FX業者はレバレッジの高さなどを含め、トレーダーの自由度を保証してくれるところが多いんです。
FX口座の凍結基準についても、さほど厳しくありません。
スキャルピングトレードOKを謳った業者も多く、それが理由で口座が凍結されることは基本的にないでしょう。
とは言っても、まれに指標発表時のスキャルピングを禁止しているFX業者もあるので注意。
出金NGでの裁判はおすすめしない
ちなみに口座凍結関連で、凍結されて更には出金停止なんて話もたまに聞きます。
せっかく稼いだお金を引き出せないとなると、
納得できないし悔しいし・・・
でもだからといってFX業者を相手取り裁判を起こそうというのも、
難しいでしょう。
出金停止されたFX口座の残高 と 裁判費用。
利用規約を確認していなかった落ち度 と 裁判の勝率。
天秤にかけた時に、やはり大変そうなのでおすすめはできませんね。
しかし実際には、裁判まではいかずとも
と、ネット上で猛抗議している人を見かけます。
次の項目では、そんな “ 勝ちすぎると口座凍結される ” という噂に迫ってみましょう。
勝ちすぎると追い出される噂の真相

勝ちすぎるとFX口座を凍結される、という噂。
FXをやっていればどこかで聞いたことがあるでしょう。
実際には噂は噂にすぎません。
安心して大丈夫です。
なんて話が流れているのは、以下のような例があるからでしょう。

この方も途中でおっしゃっている通り、
- ・ 利用規約のどこに違反したのか
- ・ 何がいけなかったのか
分からなかったのです。
とりあえず自分の中で納得する為に「 勝ちすぎたから凍結 」「 上手いから凍結 」という話をしたのでしょう。
そしてこの部分だけが切り取られ、いつの間にかとんでもない噂や嘘にまで発展したと考えられます。
ちなみにとんでもない嘘とは・・・
なんと、FX業者がパチンコ屋のビジネスモデルに例えられていることです。
パチンコにも昔から、
「 パチンコ屋は大勝ちした人を出禁にし、熟練者が座る椅子を意図的に細工する 」という噂があります。
それをFXに置き換えて、勝ちすぎるトレーダーは業者から目を付けられるという嘘を言う人もいるようです。
そもそもパチンコでの噂もあり得ない話。
法治国家でそんなことをしてしまったら、詐欺罪に問われてしまいます。
FX業者は沢山あり、それぞれ利用規約が異なるのは承知の上で取引しているはず。
変に理由を付けて噂を流せば、それこそ色々な業者側に目を付けられかねませんよね。
勝ちすぎるトレーダーもFX業者にとっては有難い
上記の噂において、FX業者が搾取しているかのように書かれることがあります。
でもよく考えるとFX業者にプラスなことは、特にないのです。
カバー先に注文をながして手数料を貰っているわけですから、
普通に大勝ちしてくれているトレーダーは利益をもたらす大事なお客様。
真っ当なFXトレーダーを口座から追い出すなんてことは誰も得をしないわけで、起こりえません。
最後にまとめです。
まとめ
今回お話した重要な点をまとめると
1)FX口座凍結の理由
- ① 休眠口座として扱われた
- ② 利用規約に違反した
2)凍結口座の解除方法
-
① 休眠口座の場合
- ・ 取引を再開する
- ・ 証拠金を入金する
- ・ サポートセンターに連絡
- ・ 解除はできない
② 利用規約違反の場合
3)口座を凍結されないためには
- ・利用規約を守る
- ・海外FX口座を開設する
特に海外FX口座を開設することは、スキャルピングによる口座凍結リスクが下がるのはひとつ大きなポイントですね。
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