
海外FXの中でもメジャーとは言えないFxPro。
それでも創業2006年の老舗業者であることを、みなさんは知っていましたか?
今回は、長年に渡り海外FX業界を支えてきたFxProを徹底解説していきたいと思います。
定評のある安全性 や 銘柄の取扱数が多い ことなどの特徴を、
実際にFxProで口座開設している私の視点からお話しましょう。
開設に迷われている方は、必見です。

FxProの最大の強みは「 企業としての安全性、信頼性 」です。
ここではなぜFxProが安全性、信頼性に長けているのかご紹介します。
安全性重視
「顧客資金の安全性維持が最重要事項」
という会社方針から、トレーダーが安心して取引できる環境の提供を目指しています。
なんだか難しそうな会社方針ですが、簡単にいうとお客さんのお金が一番大事ということです。
例えば、信託保全。
もし仮にFxProが倒産した場合、外部の銀行に信託保全が行われているので最大2万ユーロ(250万円)まで補償してくれます。
海外FXで信託保全があるのは安心ですよね。
金融ライセンスが証明する信頼性
安全性の次はFxProの信頼性についてです。
口座開設に迷った時の判断材料の一つとして、業者自体の信頼性をチェックしてみてください。海外FX業者の中には、悪質な業者もいいると聞きますからね。
FxProはというと、複数の国で金融ライセンスを取得しています。
- ・キプロス証券取引委員会(CySEC)
- ・英国金融行動監視機構(FCA)
- ・ドバイ金数サービス機構(DFSA)
- ・バハマ証券委員会(SCB)
- ・南アフリカ金融サービス委員会(FSB)
上記の中でも英国金融行動監視機構(FCA)というのは、取得難易度が非常に高く、審査が厳しいことで有名です。
つまり、英国FCAライセンスを持っていれば、「会社の経営規模や信用力が証明されている」ことを指します。
このような取得困難なライセンスを所持している為、トレーダーからの信頼を得ているのでしょう。
スポンサー活動にも力を入れている

FxProはスポンサー活動にも力を入れており、
英国プレミアリーグの「 ワトフォードFC 」とFIチームの「 マクラーレン 」の公式スポンサーです。
知名度が高いチームのスポンサーになるには、企業の信頼性やコンプライアンスが重視されます。
こういったスポンサー活動からも、FxProの信用性がうかがえますね。
ハイレバレッジ、ゼロカット

ではここからは、FxProで取引をする際のメリット・デメリットをそれぞれ3つご紹介します。
まずはメリットから、どうぞ。
1.取引銘柄が豊富
1つ目のメリットは取引銘柄が多いことです。
FXの通貨ペア数だけでも70種類以上。
それに加え、CFD先物銘柄、インデックス銘柄、株式銘柄など全ての銘柄を合わせると280種類以上になります。
メジャーな銘柄はもちろん、ニッチな銘柄も取り揃えてあるため、トレードの幅が広がり、FXだけでなく、様々なマーケットでトレードしたい方には大変おすすめです。
2.最大レバレッジ500倍、追証なしのゼロカット
海外FXといえば、やはり国内にないハイレバレッジやゼロカットシステムが魅力的ですよね。
FxProでもそれらはもちろんのこと。最大レバレッジは500倍と、海外FXらしいハイレバレッジとなっています。
また先ほどの信頼性の話にも繋がってきますが、ゼロカットでこんな話があります。
FX歴が長い方であれば、2015年のスイスフランショックを覚えているでしょうか。
歴史に残る大暴落で、トレーダーばかりでなく多くのFX業者がダメージを受けました。
またゼロカットをうたっていたはずの海外FX業者「FXDD」が追証を請求する事態が生じたのは、記憶に新しいですよね。
そんな中FxProは、トレーダーにいち早くゼロカットをする旨を伝え、トレーダーに安心感をあたえました。

こういったところにも信頼性の高さがうかがえますね。
3.約定力が高い
3つ目のメリットは約定力が高いことです。
特にスキャルピングトレーダーや指標を利用してトレードする方が気になりますよね。
など、多くのFX業者では聞こえてくる問題点ですが、FxProでは心配いりません。
FxProが執行しているオーダーは1秒間に約7000件。
つまり99.9%の注文を0.042秒以内に執行することができ、ストレスのないトレード環境を実現しています。
以上、FxProのメリット3つを紹介しました。
海外FX業者にとって基本的な取引条件をカバーしながら、多様な通貨ペアや銘柄をスムーズかつ安全に取引できるのがFxProの魅力と言えます。
-スプレッド、入金手数料など

ここでは私が使いにくいと思った点、デメリットを3つ紹介していきます。
1.スプレッドがやや広い
一つ目のデメリットはスプレッドがやや広いという点です。
しかし、スプレッドは使っているFX業者によっても違ってくるので、ここはあくまで私の感想ですが・・・。
FxProには口座の種類が5種類あり、口座の種類によってスプレッドが違います。
- ・MT4 Instant
- ・MT4 Fixed Spread
- ・MT4 Market
- ・MT5
- ・cTrader
MT4やcTraderなどの優秀なプラットフォームや約定方式によって口座が違ったりと、様々なニーズに対応できるように工夫されています。
では、この中で一番スプレッドが狭いMT4 Marketの口座でスプレッドを見てみましょう。
通貨ペア | FxPro |
---|---|
ドル円 スプレッド | 1.50pips |
ユーロ円 スプレッド | 2.10pips |
ポンド円 スプレッド | 3.30pips |
いかがだったでしょうか?
みなさんが実際に使っているFX業者によってスプレッドは違うと思いますが、私は他の業者と比べた時に「やや広いかな」という印象を持ちました。
2.入金手数料が必ずかかってしまう
FxProには3つの入金方法があります。
入金方法 | 詳細 | 入金手数料 |
---|---|---|
クレジット/ デビットカード |
VISA/ MASTER |
入金額の1.6% |
海外銀行送金 | BARCLAYS | 送金手数料 2500円~4500円 |
オンラインバンク | PayPal | 入金額の2.7% |
ほとんどの海外FX業者が入金手数料をとらないのに対して、FxProはどのような入金方法でも手数料がかかってしまいます。
分別管理などセキュリティにコストがかかっている分、少しだけユーザーから徴収するということなんでしょうね・・・
3.初回最低入金額が高い
3つ目は、初回入金額について。
1万円以下の入金で始められる業者が多数ある中、FxProは500ドル(5万円)と高めです。
少ない資金で始めようとしている人にとっては少しハードルが高いかもしれませんね。
さてここまで、
- ・ スプレッドが広い
- ・ 入金手数料が必ずかかる
- ・ 初回最低入金額が高い
という3つのデメリットについて見てきました。
スプレッドの広さや入金手数料など、他の海外FX業者に比べると少しコストがかかる点が課題だと言えるでしょう。

メリット・デメリットについて今まで話してきましたが、ここで大変重要なことが一つあります。
それは、2018年でFxProの日本語サポートが終了してしまったことです。
以前まで電話での問い合わせも日本語対応でしたが、現在は英語対応となっています。
メールの場合は日本語で返信が来ますが、いかんせん翻訳機のぎこちなさが感じられました。
なぜこうなってしまったかというと、事の発端は2011年。
キプロス証券取引委員会から圧力をかけられ、FxProは日本から一度撤退しています。
ちょうどこの頃、東日本大震災の影響でボラティリティが大きかった日本市場では、マイナスポジションを抱えていたトレーダーが強制的に決済させられてしまう事態が発生してしまったのです。
もちろん残高がマイナスになった方へのゼロカットはありましたが、大変非難を浴びました。
2013年に日本市場で営業を再開しましたが、一度失ってしまった信用を取り戻すのは難しく、2018年に日本語サポートが終了。
手厚いサポートを望む方にとっては使いづらいと感じる面もあるかと思いますが、資金の保全という一番重要な点で最も信頼できる業者でもあり、判断は難しいところです。
以上、FxProの強みや弱み・特徴などをご紹介してきました。
いかがだったでしょうか?
2018年に日本語サポートが終了してしまったため、私たち日本人にとっては少し使いづらくなってしまいました。
しかし他の海外FXにはない取引通貨の豊富さや会社の信頼性はとても魅力的です。
スプレッドがやや広いのが気になりますが、その分高い約定力があるなどトレーダーの快適なトレードのためにコストをしっかりかけている会社だと感じています。
どうしても私たちは、「国内は安心、海外は危険」という先入観が存在します。
食品の話になってしまいますが、「国産は食べるけど外国産は口にしない」という方も少なくないでしょう。
とはいえ、そんな日本で10年以上営業し続けていること自体が、信頼を得ている何よりもの証拠ともいえます。
海外FXの口座開設を検討しているのであれば、FxProもその中の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?