今話題のFXDDの評判と特徴とは?
この記事では、海外FX業者「FXDD」の評判や特徴についてまとめています。
FXDDと聞くと、これから取引を始めるような初心者トレーダーの方には馴染みがなかったり、中級トレーダーの間でも「スプレッドが広い」、「取引手数料がかかる」などの印象を抱いているかもしれません。人によっては、そもそも海外FX業者に対してネガティブなイメージを持たれているかもしれませんね。
実際のところ、FXDDの具体的なサービス内容や評判はどうなのでしょうか?口座開設に値するような優良な海外FX業者なのでしょうか?
そこで今回はFXDDの入出金方法や気になる評判について見ていきます。FXDDで口座開設を検討されている方、海外FX業者に興味がある方、FX投資を始めたい方のお役に立てる情報が盛りだくさんです。
目次
FXDDはどんなFX業者なのか?
FXDDはアメリカ・ニューヨークで創業された老舗の海外FXブローカー。海外FX業者の中でも日本市場進出の先駆け的存在で、海外FX業者の中では最も早く日本語サポートを開始しています。初期の頃には、かなりの日本人トレーダーがFXDDで口座を開設していました。
2015年には更に顧客のニーズに応えるためにバミューダ諸島にFXDDトレーディングという会社を設立しています。
日本語サポートが充実しているのも特徴で、
- 電話
- コールバック
- Eメール
- ライブチャット
は平日24時間いつでも対応しています。
こうしたサービス体制はグローバルランキング・ファイナンスレビュー(世界銀行・金融批評)により認められています。これまで最も信頼できるヨーロッパのFXブローカーに授与される「Most Trusted Forex Broker Europe」と最良のプラットフォームを提供している「Best New Platform」を受賞してきました。
外部機関から高い評価を受けているFXDDのFX口座の最大レバレッジは500倍になっています。2万円の元手で1千万円に相当する外貨の売買に取り組めるので海外FX口座特有のハイレバレッジを存分に利用できます。
ただ、良くない噂も聞きます。
- ゼロカットシステムの約束を反故にして追証請求した過去
- ライセンス無登録で運営している
- 顧客資産が分別管理のみ
果たして、総合的にはどうなのでしょう。先にお伝えすると、正直なところ、FXDDはあまりおすすめとは言えません。それはなぜなのか、どんなデメリットがあるのか、FXDDの詳しいサービス内容についてこれから見ていきます。
主要通貨ペアの標準スプレッドの紹介
ここからはFXDDの主要ペアの標準スプレッドについて見ていきます。
FXDDの取引口座はスタンダード口座(STP方式)とプレミアム口座(ECN方式)に分かれています。それぞれのFX口座の標準スプレッドがどう違うのが知っていただくためにそれぞれの主要通貨ペアの標準スプレッドをまとめてみました。
通貨ペア | スタンダード口座 | プレミアム口座 |
---|---|---|
米ドル/円 | 2.0銭 | 0.2銭 |
ユーロ/ドル | 1.8Pips | 0.2Pips |
ポンド/円 | 3.6銭 | 0.8銭 |
ユーロ/円 | 3.0銭 | 0.7銭 |
豪ドル/円 | 3.3銭 | 0.6銭 |
FXDD | AXIORY | XM | TitanFX | |
USD/JPY | 2.0pips | 1.5pips | 1.6pips | 1.33pips |
AUD/JPY | 3.3pips | 2.1pips | 3.0pips | 2.12pips |
EUR/JPY | 3.0pips | 1.7pips | 2.6pips | 1.74pips |
GBP/JPY | 3.6pips | 2.7pips | 3.5pips | 2.45pips |
EUR/USD | 1.8pips | 1.3pips | 1.6pips | 1.20pips |
GBP/USD | 2.6pips | 1.9pips | 2.3pips | 1.57pips |
AUD/USD | 1.8pips | 2.1pips | 1.8pips | 1.52pips |
他の海外FX業者と比べてみました。FXDDのスプレッド差はやはり広めだと言わざるを得ません。口座タイプ次第では業界最狭水準のスプレッドになっているFX業者は多いです。しかし、FXDDではたとえプレミアム口座スプレッドは広めに設定されています。
ただ、プレミアム口座では他の業者では存在しない、スプレッドが一定以上広がった場合にスプレッドの上限を固定する方法を採用しています。このシステムは非常にありがたいですね。
ヒストリカルデータが利用できるMT4の魅力
FXDDでは取引プラットフォームとしてMT4とMT5を採用しています。MT4はカスタマイズ性の高さやプロの自動売買システムが利用できるなどの利点から世界中で利用されています。
特に、MT4では、「ヒストリカルデータ」が利用できるのが魅力です。ヒストリカルデータとは、為替レートの過去のデータのことです。
Metatrader4(MT4)が利用できるFX会社の多くが独自のヒストリカルデータをダウンロード形式で提供していますが、FXDDも例にもれずヒストリカルデータの提供を行っていますので、トレードのために活用することができます。
利用可能な入金方法と出金方法
次に、気になるFXDDの入金方法と出金方法についてご説明させて頂きます。
気になる入金方法一覧
まず初めにFXDDの個人用FX口座で利用ができる入金方法と入金時の反映時間についてまとめてみました。
入金手段 | 反映時間 |
---|---|
国内送金 | 1~3営業日 |
クレジットカード | 約1営業日 |
Skrill | 1~3営業日 |
資金移動 | 約1営業日 |
FXDDへの入金はクレジットカードが一番早く簡単です。スムーズに入金手続きを行いたいのでしたらクレジットカードがおすすめです。ちなみに入金手数料に関してはどの入金方法も原則発生しません。ここまで入金方法について見てきたので次は出金方法に移ります。
出金手段の一覧
FXDDで利用ができる出金方法は、トレーダーが利用した入金方法で変わります。そこで代表的な入金方法において利用ができる出金方法と出金の反映時間をまとめてみました。
入金方法 | 出金方法と 出金日数 |
---|---|
銀行入金 | 銀行出金のみ (3~5営業日) |
PayPal | 銀行出金のみ (3~5営業日) |
クレジットカード | カード出金のみ (10営業日) |
Skrill | Skrill出金のみ 出金日数は不明 |
出金を行う場合はFXDD公式サイトにある「サービス」内の「資金を出金する」から出金の申請をしなければなりません。それができないようでしたら出金フォームを印刷して手書きで記入した後FAXで送ることになります。
どちらでも問題はありませんが、手間暇を考えるとサイト上で処理する方が簡単です。ちなみに、出金手数料は毎月一回のみは無料ですが、特定の月に2回以上を行う場合、1回につき40ドルが発生してしまいますので、出金回数には気をつけましょう。
気になるFXDDの評判

では、公式サイトや情報サイトに掲載されているFXDDの評判を紹介していきます。
- 日本語のサポートが充実している
- 1000通貨から取引ができる
- スプレッドが広い
- 取引手数料が安い
- MT4に合わせてMT5が利用できる
- 海外送金手数料が無料
- 91種類の商品が取引可能
- レバレッジが500倍までかけられる
- 口座維持費がかかる
ここで一覧にした項目の中で目立ったのは、「日本語によるサポートの充実」と「MT4が利用できる」ことです。英語に自信がない方や使いやすい取引ツールをお探しの方にピッタリなFX業者だと言えますね。
口座開設方法と口座開設キャンペーン
FXDDの口座開設方法はとても簡単。これから紹介する5つの手順を踏むだけでスムーズに解説手続きが可能です。
- FXDDの公式サイトで登録を行う
- 登録後、オンラインにて署名
- 2種類の身分証明書をメールで送信
- IDとパスワードが記載されたメールが届く
- 口座にログインし完了
FXDDの口座開設手続きはスマートフォンでも可能なので、普段忙しい方でも通勤の間や家事の合間に簡単に行うことが出来ます。最近はスマホでなんでも完結するサービスが増えていますし、他の海外FX業者でもそうした傾向が進んでいますが、スマホ上で口座開設手続きが完結するのはとても便利ですね。
そんなFXDDは、FX口座に入金をすると10%の入金キャッシュバックが発生するキャンペーンを定期的に提供しています。このキャンペーンを利用してFXDDのFX口座に100万円を入金した場合、100万円の10%である10万円のボーナスがもらえることになります。口座開設と合わせて利用したいですね。
結局口座開設に値するFX業者なのか?
ここまでFXDDの入金・出金方法や利用者の評判について解説してきました。ここまでの内容からFXDDはFX初心者の方だけでなく、中・上級者にも向いているバランスのとれた海外FX業者と言えます。
ただし、残念なことに、FXDDは信頼性にかける業者と言わざるを得ません。
というのも、以下の3つの事実があるからです。
- 金融ライセンスを取得していない可能性がある
- 資金は分別管理のみ
- スイスフランショック発生時、ゼロカットは作動しなかった
特に3つめのゼロカット未作動の件は海外FXで取引をする上で非常に重大です。「追証無し・ゼロカット」を謳っていたにも関わらず、スイスフランショックの際には、ゼロカットシステムが実行されませんでした。
そのため、トレーダー側に多額の負債が発生することになってしまったのです。XMやAXIORYなど他の海外FX業者では、積極的に顧客を守る対応をしたのですが、FXDDでは「想定以上の変動があったため対処しきれない」という理由でトレーダーを見放す形をとりました。
また、資金管理は、信託保全ではなく「分別管理」なので、万一FXDDが倒産した時に必ずしもトレーダーの証拠金が返ってくる保証はありません。その上、多くのFX業者が取得している「金融ライセンス」を取得していないというのは正直厳しいです。
ちなみにこのページに足を運んだ人の多くは下記のページにもよく目を通してくださっています。海外FXに関する理解が深まりますので、もしよろしければどうぞ。