投稿者: | 30/07/2018

7本の線からなるFXの指標・ピボット

FXピボットの画像 FXについて調べていたり、実際にFXトレードをしていれば、「ピボット」という単語を一度は聞いたことがありませんか?

ピボットは、株やFXで使えるテクニカル指標のひとつ。

特に欧米などの大口トレーダーに人気です。

日本ではあまり知られていませんが、海外ではよく知られた有名なインジケーター。多くの人が見ている分、かなり相場に有効です。

今回は、ピボットについて、基本からトレードでの使い方まで解説していきたいと思います。

ピボットはなぜ勝てる?

FXにおいてピボットはなぜ勝てるの画像 まずは、ピボットとは何か?という点から知っていきましょう。

ピボット(Pivot)は、FXでも人気のATRやRSIを生み出したJ.W.ワイルダー氏が生み出したインジケーター。

日本では知らない人も多いのですが、欧米をはじめとする海外ではよく使われています。

特に、機関投資家などの大口FXトレーダーが使っていると言われています。

そのため、特にニューヨーク時間やロンドン時間には有効性が増すという特徴があります。

基本的な使い方


言葉で説明していてもわかりにくいでしょうし、まずは実際にピボットをFXのチャートに表示させてみましょう。

FXピボットの画像 これは、MT4で15分足チャートにピボットを表示させた図です。

一番真ん中の〇色の線がピボットライン、それより上の線が内側から順にR1,R2,R3。

ピボットラインより下の線が、内側から順にS1,S2,S3です。

このR,Sというのは、レジスタンスサポートをそれぞれ表しています。

FXをやっていれば、よく聞く言葉ですよね?

もちろん、FXでは値動きは上下するものなので、この2つの線は相場によって役割が変わっていきます。

しかし便宜上、ピボットでは上がレジスタンス、下がサポート、という呼び方をしています。

さて、このピボットですが、よく見るとある一定の期間でそれぞれの線の位置が変わっていますよね。

これは、ピボットが前日の高値・安値・終値を基準に算出されているからです。

1日が終わると、ピボットはその日の高値・安値・終値を基準に新たな線を作ります。

そのため、カクカクとした線がFXのチャート上に表示されるのです。

ピボットの計算方法


それでは、ピボットの計算方法についてみていきましょう。

FXのチャート上でピボットを見る分には計算する必要はないので、数式は苦手!という人は読み飛ばしてもらっても構いません。

先ほども少し触れましたが、ピボットは前日の高値・安値・終値から計算できます。

それぞれの式は、次のように計算できます。

ピボット(P)

  • P=(高値+安値+終値)÷3

R1,R2,R3

  • R1=P×2+安値
  • R2=P+(高値-安値)
  • R3=R1+(高値-安値)

S1,S2,S3

  • S1=P×2-高値
  • S2=P-(高値-安値)
  • S3=S1-(高値-安値)
S3は「ロー・ブレイクアウト・ポイント(LBOP)」、R3は「ハイ・ブレイクアウト・ポイント(HBOP)」呼ばれることもあります。

これらは、前日のピボットが機能しなくなる限界点と考えられています。

なぜピボットは有効なのか?


FXで使われるテクニカル分析には、移動平均線やボリンジャーバンド、MACDなど様々なものがありますよね。

しかし、これらは期間などパラメータの設定次第で表示のされ方は変わってきます。

また、トレンドラインやフィボナッチなどは、どこからどこまで引くか?という点で、個人差が生まれます。

ピボットはこのような個人の裁量に委ねられる部分が一切なく、表示している全員が同じ線を見る全世界共通の指標です。

すると、ピボットを使っているFXトレーダーの数=同じ指標を参考にしている人の数となるので、それだけ有効性が増すのです。

実際にFXのチャート上に表示させるとわかりますが、ピボットはシンプルでとてもわかりやすいですよね。

多くのFXトレーダーが使っている!と人気が人気を呼ぶところもありますが、この客観性も魅力の一つです。


FXでのおすすめ戦略

FXピボットの活用方法の画像 それでは、実際にピボットをFXトレードに役立ててみましょう。

ピボットには、ピボットラインを中心に上下3本ずつの線がありますが、チャートはこの線で反応・反転することが多くなります。

R1~3,S1~3の6本は、内側にある線ほどラインとしての機能が弱く、ブレイクされやすくなっています。

逆に言うと、R3やS3にたどり着き、ブレイクするような相場は、とても上昇・下落の圧力が強いことの表れです。

ピボットは、FXトレーダーが避けがちなレンジ相場でもトレードができることが特徴です。

まずは、レンジ相場で有効な逆張りトレードについて見ていきましょう。

おすすめ!逆張りFXトレード手法


フィボナッチのように、ピボットは多くのFXトレーダーが注目しているインジケーターです。

そのため、ピボットの各ライン付近には注意が必要です。

ピボットでする逆張りトレードの方法は、以下の通りです。

買いの場合
  • ・S1まで下落したら押し目買い
  • ・R1まで上昇で利益確定
  • ・S2まで下落で損切or買い増し
  • ・S3まで下落で損切orもしくはトレンドに乗って売り
売りの場合
  • ・R1まで上昇したら戻り売り
  • ・S1まで下落したら利益確定
  • ・R2まで上昇で損切or売り増し
  • ・R3まで上昇で損切orトレンドに乗って買い
この時、以下の点に注意しましょう。
  • ・ピボットのラインにひきつけること
  • ・ピボットのラインでローソク足の反転シグナルや
     ダイバージェンスのシグナルがでること
  • ・強いトレンドには逆らわないこと
FXで逆張りをするときは、これらのことを意識してトレードを行うことが重要となってきます。

ピボットを使ってFXの相場を見極める


こちらは具体的なトレード手法ではありませんが、ピボットをトレンド方向の見極めのために使うこともできます。

ただし、ピボットは「前日の相場と比べて」FXのチャートを見ることになります。

長期的なトレンドはほかのインジケーターを使ってしっかりと見極めましょう。

まずは、ピボットラインを基準として、ローソク足が上にあるか下にあるか。

上にあれば、少なくとも前日よりは、上昇圧力が大きいと考えられます。

また、ピボットライン以外の上下3本ずつの線のうち、外側の線に近いほど、その相場の動きは強くなります。

もし、強い相場でR3やS3をブレイクアウトしたらどうでしょう?

一度ブレイクしても、意識されているラインである以上戻ってくる可能性は否めません。

そこでは慌てずに、その後の値動きを見守るのが吉でしょう。

もしピボットを抜けてそのままトレンドに乗るようであれば、相場はかなり強気です。

買いを中心にトレードを行いましょう。


まとめ~完璧でも特別でもない!~


いかがでしたか?

ピボットを用いたFXのトレードについて、理解していただけたでしょうか?

今回紹介した手法以外にも、一般的なレジサポライントレードなどを応用することもできます。

ピボットは、シンプルな一方でかなり汎用性が高い指標なのです。

ただし、注意すべきことは、ピボットはあくまで「指標」のひとつです。多くのFXトレーダーが見ているから、FXの相場に有効だから、と特別視して完全に信じてはいけません

自分のFXトレードの経験やほかのインジケーターなども参考にしながら、FXの取引に役立てることが重要です。




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