投資の考え方

会社の利益の使い道【稼いだお金で資産運用】

利益の使い道-会社資金の運用先

会社の利益の使い道
個人事業主が考えなければならないこと。それは「今ある資産をどう活用していくか」です。

また、会社経営者が考えなければならないことは、「事業で挙げた利益をどのようにして活用するか」でしょう。

しかしながら、実際にはどのようにして会社の利益を運用していけば良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか?

会社の利益の活用方法として、欠かせないのが”リスクの低さ“です。せっかく稼いだお金をあっという間に0にしては、意味がありません。

そこで、この記事では、会社の利益の使い道について説明しています。

もうすでに会社を経営している人や個人事業主、これから経営者や個人事業主になる人も必ず知っておきたい情報を分かりやすく解説しています。

ではまず、会社の利益の使い道を解説する前に、活用できるお金(利益)にはどういうものがあるのか順を追って話をしていきます。

事業で稼いだお金を何に使う?
投資に使えるお金

会社の利益の違い中小企業の多くは、事業で挙げた利益を使用して設備投資や事業拡大を行いますが、一言で”利益“と言っても様々な種類があるでしょう。

まずはこの”利益”について説明していきます。

会社の最終利益は”当期純利益”

会社の利益としてあげられるのは「売上総利益」です。さらにそこから各種費用を差し引いたものが「税引前当期純利益」となります。

税引前当期純利益から税金を差し引いて残ったお金、つまり最終的に残った利益分が”当期純利益“となります。

この当期純利益の使い道も大きく分けると2つあります。

  • 配当金
  • 内部(社内)保留

この2つについてそれぞれ説明していきます。

配当金

株式会社は株主が所有する株式によって成り立っていますので、「配当」という考え方が根付いています。

実は、株主への配当というのは、決して義務ではありません。しかしながら、配当を行わないと該当の会社の株を持ちたいと思う人が減ってしまうため、配当金を支払うのが一般的になっています。

投資家が会社へ投資するかどうかの判断基準の1つに”配当性向“というモノがあります。これは配当金を当期純利益で割ったモノです。

配当性向(%) = 配当金支払総額 ÷ 当期純利益 × 100

簡単に言ってしまえば、株主に利益を還元しているかを表したモノで、一般的には約20%~30%程度と言われています。

ただこれはあくまで基準なので、会社の状況によれば、配当金を少なくして投資に回すという手段もあります。

特に成長期の企業(中小企業)の場合には、配当性向は低くしてさらなる事業拡大に向けて投資したりすることも大切です。

内部(社内)保留

そして、もう1つの使い道は内部(社内)保留です。文字通り会社に残しておくお金を指しています。

主に、会社の設備投資などに使われるケースがほとんどです。特に日本の会社の内部(社内)保留は、年々増加傾向にあり、全体を平均すると2018年度の調査では463兆円を超えています。

この内部(社内)保留が多いほど、会社としては安定した経営を行うことができます。

このようにして会社の利益というのは、2種類に分けられています。

この利益の使い道で良い経営者なのか否か判断できるとも言われているほど、経営者の手腕を図るとても重要なことです。

利益の使い方

一般的に会社の利益の使い方を用途別に一覧にしてみましたので見ていきましょう。

用途 会社の利益
費用 売上総利益
営業利益
経営利益
税金 税引前当期純利益
配当 当期純利益
内部(社内)保留 当期純利益

このようになります。「費用」「税金」については、会社の資金周りとして必須と言えます。

会社の利益の使い道として重要なのが「配当」「内部(社内)保留」をどのようにするか分配していくかが、今後の経営を左右すると言っても過言ではありません。

さて、少し話は戻りますが、さきほど、内部(社内)保留が多いほど安定した経営ができるという話をしました。

ですが、1つの事業のみで企業拡大が出来るほど経営が順調にいくことは中々難しいと思います。

そこで多くの中小企業が取り入れているのが”投資“や”資産運用“です。

“投資”や”資産運用”という単語を聞いて、多くの方は、「投資信託」をイメージすると思います。

でもこれはまずおすすめしません。なぜなら、数年で規模の拡大が難しいからです。

もちろん10年、20年という長期ならまだ良いでしょう。

では、どうすれば数年単位で資金拡大ができるでしょうか。

ここからは、リスクの少ない資産運用について簡単に説明していきましょう。

事業で得たお金で資産運用
-当期純利益の使い方

会社の利益で資産運用ここからは、おすすめする資産運用について話をしていきます。

資産運用と言っても様々な方法がありますが、年間でどれほどの利回りを設定するかによっておすすめの資産運用が異なりますので、利回り別にみていきましょう。

リターンの高いの資産運用

この場合、おすすめなのが株やFXです。さらにこの2つの中でよりリターンを期待するならFXでしょう。

株と違いFXでは、「レバレッジ」というものが使えます。このレバレッジというのは、資金の何倍もの取引が行える仕組みのことを指しています。

国内FXの場合、最大で25倍。海外FXの場合、最大1000倍(中には最大3000倍のFX業者も)という高さのレバレッジを使用することができます。

10万円の証拠金にそれぞれレバレッジをかけた時に、どれくらいの取引が可能になるのかを計算してみます。

  1. レバレッジ1倍:10万円×1=10万円 10万円分の取引が可能
  2. レバレッジ5倍:10万円×5=50万円 50万円分の取引が可能
  3. レバレッジ100倍:10万円×100=万円 1000万円分の取引が可能

FXのことをまだよく知らない人の間では、このレバレッジを危険視する人が多いのですが、実はそんなことはありません。

重要なのは、”レバレッジの使い方”です。しっかりとレバレッジの仕組みを理解していれば、レバレッジが高い=危険という見解にはなりませんよ。

むしろレバレッジを味方につけて、大きな取引に挑戦することだってできます。

しかし、リスクとリターンは背中合わせのため、リターンを望むなら相応にリスクが伴うということはまず理解しておきましょう。

ここでいうリスクは、「追証」です。FXでいう所の借金に当たるのですが、マイナス損失が出てしまった場合、トレーダーはそのマイナス分を追証として口座に追加入金しなければなりません。

ただ、覚えておきたいのは、海外FXだとこの追証がないということです。

国内FX業者での取引においては、損失の出た分はトレーダーが全て支払わなければなりませんが、海外FXには「ゼロカット」という制度があり、基本的にFX業者が追証を肩代わりしてくれます。

つまり、証拠金以上の額の損失を生むことがないのです。

「海外FXは怖い」というイメージを持たれがちですが、追証のリスクなくFXで資産運用をするという意味合いにおいては、むしろ国内FXよりもおすすめなのです。

リターンの低いの資産運用

では、FX以外でもっと手堅く会社の利益を使う方法はあるでしょうか?

一般的に100万円を年利数%程度で運用しようとする人は多くはないでしょう。

1,000万円以上の資金で資産運用する場合、10%程度の利回りでも充分な利益が発生するからです。

例を挙げてみましょう。年利10%で100万円の資金を運用した場合、利益は毎年10万円となります。

これが3,000万円となれば利益は毎年300万円となります。

そう考えると、年利10%というのは1,000万円以上の資金を運用するからこそ意味があります。

今後、会社の利益が増えていったときには、年利10%で安全に運用していくことをおすすめします。

一方で、成長期の企業が少額資金で資産運用を行うなら、リスクを考慮してもFXを行う方が良いでしょう。

リスクと言っても、しっかり知識を得た上で、短期的ではなく長期的にFXを行えばリスクを下げることは可能です。

さらに、資産運用としてFXがおすすめな理由がもう一つあります。巷でよく言われるのが税金対策に良いとハナシ。

この点についてはまだまだ知られていないので、簡単に話をしていきましょう。

会社のお金をFXで運用
【資産運用、税金対策】

会社のお金をFXで資産運用
では、資産運用としてFXがおすすめな理由についてみていきます。

ローリスクの運用方法

さきほども少し話をしましたが、レバレッジが高い=危険ではありません。

むしろ最大レバレッジが低いからこそ、損失リスクが上がるケースもあります。

特に法人口座でFXを行う場合、通常のトレードのようにチャートに張り付いたり、分析する時間を設けたりすることも難しいのではないでしょうか。

そこでおすすめなのは、雇用統計発表時に”両建て“というトレード手法を用いることです。

両建てというのは、「買い」と「売り」の2つのポジションを持つトレード手法です。

両建ては同じ通貨のペアを同時に「売り」「買い」のポジションを持ちます。

そのため、相場が上がっても下がっても利益と損失が相殺されて、保有した際の損益は当然0です。

しかし、それぞれのポジションの状況に応じて取引をすることで、ローリスクに資金運用ができるのです。

両建てのとき、プラスになった方のポジションは利益確定を行いマイナスのポジションは、マイナスが最小限になるところまで待ちます。

そして、最小限の損失に抑えて損失確定を行えば、利益を上げつつも、同時にその年度の税金対策にもなるのです。

これについては、国内FXではなく海外FXで運用することをおすすめします。

海外FX業者の中には、入金ボーナスといって口座入金時にある一定の割合でボーナスがもらえることがあります。

こうしたキャンペーンは不定期に行われるのですが、例えばGEMFOREXの100%入金キャンペーンの場合だと、入金ボーナス適応時に100万円を入金すれば+100%、つまり資金が2倍の200万円が入金されたことになります。

海外FXでの資産運用はプラスが出やすいのでおすすめです。

このほかにも、海外FXの法人口座の開設するメリットや運用方法をより詳しく説明しているページがあります。

効率的に資産運用を行うなら一度目を通しても損はないでしょう。下記リンクをクリックして、ぜひ合わせて読んでみてくださいね。

利益の使い道におすすめなFXの運用方法