FX取引の中で組み合わせれば最強!

どこかで「 勝率の上がるインジケーター 」というのを目にしたことはありませんか?
相場の動向を予測しにくい初心者の方の為に、今回はその・・・
インジケーター
という売買目安線を自動で引いてくれるチャートツールを紹介しましょう。
これがとても便利で、効率良く勝率を上げていけるんです。
今回はトレード歴8年の私がおすすめする、
有能なインジケーターを厳選ピックアップ。
最後には誰もが使える 稼げる手法 と インジケーターの組み合わせ も紹介します。
有益な知識を身に着け、FXで勝ちたいものですね。では、どうぞ!
《 まずは基礎知識 》

ここではまず、基本的なおさらいから。
「 インジケーターとは何か 」から始まり、
「 何が便利なのか 」
「 どうやって使うのか 」
「 組み合わせると勝率が上がるのはなぜか 」
まで流れに沿って説明しましょう。
FXのインジケーターは売買目安線
FXのインジケーターとは・・・
売買の目安をチャート上に自動表示してくれるチャートツールのこと。
( =テクニカル指標 )
チャートって初めのうちは見にくいし、
相場から予想の立て方なんて分からないしで
色々と難しいですよね。
そんな初心者の方は、まずインジケーターを使ってみてください。
為替レートのデータを基に新たな数値を出し、
売買の判断を助けてくれます。
また、視覚的にもとても見やすいです。
ここで一度インジケーターのあるチャートと、ないチャートを見比べてみましょう。

何もない素のFXチャートです。
正直、見てもよく分かりませんよね。

インジケーターを表示したチャートです。
何となく視覚的に整理されましたね。
後ほどそれぞれ詳しく解説しますが、
代表的なインジケーターに
- ・ 移動平均線
- ・ ボリンジャーバンド
- ・ RSI ( アールエスアイ )
が挙げられます。
※ 先ほどのインジケーターあるなしの例では、
移動平均線を使用しました。
このようにインジケーターを入れることで、売買のヒントとなるポイントが把握できるようになります。
更にすごい事は、
いくつも組み合わせれば、
そのヒントはより信頼性が高くなるという点。
勝率アップ! 秘訣は組み合わせ

インジケーターは組み合わせる事が重要です。
なぜか?
相場にも種類があるからです。
それが「トレンド相場」と「ボックス相場」。
異なる相場を見るのに“ インジケーターは一つだけしか使ってはいけない ”なんてルールはありません。
相場に応じて複数のインジケーターを組み合わせれば、売買のタイミングを見極める為の的確な判断に繋がります。
例えば、
トレンド相場の時はトレンド系をメインに使い、オシレーター系は補助線として使うといった感じです。
(トレンド系とオシレーター系については、次項目で解説します。)
たしかに、一つのインジケーターによる売買シグナルよりも、分析の精度が高くなるのは想像できますよね。
では次の項目からは実際に、インジケーターの特徴と使い方を解説します。
&
種類を徹底解説

インジケーターを分類すると大きく2つに分かれます。
① オシレーター系
② トレンド系
それぞれの意味は以下の通り。
① オシレーター系とは・・・
現在の「買われすぎ」「売られすぎ」を計測し、その反転を予測する為に使うもの。
( = 逆張り )
② トレンド系とは・・・
市場の全体的なトレンド( 流れ )、例えば上昇局面や下降局面といったようなことを読み取り、
その方向に予測を立てる際に使うもの。
( = 順張り )
インジケーターのほとんどが上記2種類に分けられます。
しかしこれらは全く異なる視点で相場を追っている為、使い方が異なるのです。
そしてこの中には、一般的なものからマイナーなものまで沢山存在しています。
どのインジケーターにもメリット・デメリットがあり、必要であればあなたがプログラミングし
自作することも可能です。
要は数ある中からあなたが使いやすいと思う
インジケーターを探せるかということ。
さてそれでは早速、私がおすすめする
“ 基本的だけど使いやすいインジケーター ” を3つ紹介していきたいと思います。
トレンド系
FXで一番有名かつ、一番使われているインジケーターが移動平均線です。
移動平均線とは・・・
一定期間における終値の平均価格を計算し、可視化してくれた線。
計算は日々更新され、これを使うことでトレンドの有無や方向性を一目で見分けられることが出来ます。

FXの売買は、トレンド方向に行うことが基本中の基本だと言われています。
そこで一番活躍するのが移動平均線。
また平均化する数値の範囲を調節する事で短期、中期、長期に別けることができます。
例として「短期移動平均線」と「長期移動平均線」を見てみましょう。
まずは短期から。
下の画像を見てください。

平均化する範囲を短くすることで、短期的な値動きにも敏感に反応するようになりました。
一方で長期はというと・・・

長期にすると明らかに短期設定の移動平均線とは違い、動きが緩やかになりましたね。
このように自分の視点に合わせて分析できるので、とても便利です。
では次にボリンジャーバンドというインジケーターを見ていきましょう。
トレンド系
こちらも有名なインジケーターですが、先ほどより少し話が複雑になります。
ボリンジャーバンドとは・・・
移動平均線に価格の変動範囲を予測したバンドが付いた線。
平均値からどれくらい値動きの振り幅(ボラティリティ)があるかを見れます。
下の画像を参考に見ていきましょう。
中央にある赤い線は移動平均線と同じ仕組みで、
ボリンジャーバンドではこれを標準線といいます。
そして標準線よりも値動きが離れすぎていないか、周りにあるバンドで確認します。

標準線の上には+1σ、+2σ、+3σ、下には-1σ、-2σ、-3σのバンドがあります。
※ σはシグマと言い、ある確立から割り出した標準偏差のレンジのこと。
ボリンジャーバンドのバンドを見て、「今の相場が買われ過ぎているのか、いないのか」をチェックしましょう。
-
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- ・±1α内に値がある時は勢いなし
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- ・+2α内に値がある時は良好
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- ・+3α内に値がある時は勢いがありすぎ
-
また、正規分布の概念では
-
-
- ・±1α内に値幅が収まる確率は68%
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- ・±2α内に値幅が収まる確率は95%
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-
-
- ・±3α内に値幅が収まる確率は99%
-
という見方もあります。
更にボリンジャーバンドの特徴としては、相場によってバンドの幅が狭まったり広がったりすることです。
値動きに方向性のないレンジ相場だと狭く、
値が一方向に動くトレンド相場だと大きく開きます。
こういった特徴を持つボリンジャーバンドは、
デイトレードの5分足で逆張りスキャルピング手法で使われている事が多いです。
オシレーター系
RSI(アールエスアイ)
FXには、「買われ過ぎな相場」と「売られ過ぎな相場」が見られます。
それを把握するには、このRSIが便利です。
RSIとは・・・
相場の過熱具合から、「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を教えてくれる指標。
相場の特徴として上昇/下落しすぎれば、反動でその分元に戻ります。
ではこの流れを読んでどうすればいいのか。
答えは・・・
買われ過ぎのときは売り、売られ過ぎのときは買う です。

赤いラインのうち下が0%、上が100%です。
また点線は30%と70%を示しています。
-
-
- ・70%~100% >>> 買われ過ぎ
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-
-
- ・70%~30% >>> 正常
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-
- ・30%~0% >>> 売られ過ぎ
-
100%付近や0%付近に近づいたときは、FXの相場が過熱し過ぎているサインです。
ただし大きいトレンドが発生している場合は
指標が上下いずれかに張り付いてしまいサインが出にくいので注意が必要です。

反対に、ある一定の幅で上下を繰り返している「もち合い相場」では、
RSIの本領発揮。

サインも分かりやすいので、チャンスを逃さないようにしましょう。
FXのインジケーターはまだまだ沢山あります。
代表的なインジケーターの紹介はこれで終わりますが、
他のインジケーターを無料で尚且つたくさん使いたい人におすすめなのがMT4というツールです。
次はこのツールについて見ていきましょう。
30以上のインジケーターが使い放題!~MT4とは~
インジケーターは本当に沢山あります。
それらを集約し利用できるようにしたソフトがMT4(エムティーフォー)です。
例えるなら、ゲームソフトを動かす為のゲーム機本体といったところですかね。
そしてこれは世界中で最も使われており、無料提供されています。
インジケーターが使い放題で、自分仕様にチャート環境をカスタマイズできる便利なMT4。
しかし海外業者はほぼ利用可能なのに対して、国内業者では一部でしか取り扱われていません。
これだけ使い勝手が良いのに、日本ではまだまだ普及されていないんですね。
さてここまで、“ 基本的だけど使いやすいインジケーター ”を紹介してきました。
これからテクニカル分析をする際、インジケーターを使って売買の判断がより正確にできることでしょう。
次項目では、「相場の基本はトレンドに従う」といわれることから、
実際にトレンド相場で使える手法とインジケーターを解説していきます。
トレンドフォロ―で勝率UP!

相場の基本はトレンドに従い売買すること。
みなさんはトレンドフォロ―手法を知っていますか?
ここからは、トレンド方向に売買するための手法 と トレンドを見極めるインジケーターを解説しましょう。
莫大な利益を生むトレンドとは?
1850年代にチャールズ・ダウという人がいたのを知っていますか?
金融の歴史上では外せない人物です。
へぇ〜!今日って『ヒゲの日』なのね(・ω・`*)
自分が知っているヒゲ自慢は、やっぱりこの人かな。#ヒゲの日 #チャールズ・ダウhttps://t.co/jMhMglJvYm pic.twitter.com/dh9PxiDdNO— プロニート仙人ORZ@FX (@NEETORZ) 2017年8月8日
相場には一方向に動くトレンド相場と、方向性のないボックス相場があると言いましたよね。
このチャールズ・ダウが、
トレンド方向に売買することの優位性を記した『ダウ理論』を提唱した人物です。
『ダウ理論』は現在でも高く評価されている為、
トレンド方向に売買する手法(トレンドフォロー手法)も有益な手段として広く知られています。
そこで今回は、初心者でも分かるシンプルなトレンドフォロー手法も簡単に解説しちゃいます!
~最強のトレンドフォロー手法~

誰もが使いこなせない手法は手法と言えません。
今回は特別に、誰もが使えるトレンドフォロー手法を紹介します。
手法自体はいたってシンプルなもので、内容は以下の通りです。
《 特徴 》
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- ・勝率が高い
- ・誰にでもできる
- ・トレード回数が少ない
- ・一回で大きく稼げる
- ・相場の本質に沿っている
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《 使用するモノ 》
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- ・ジグザグ
- ・フィボナッチリトレースメント
- ・ライン=水平線 (レジサポライン)
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《 売買時間 》
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- ・夏時間(3/12~11/5)>>> 15:30~18:30
- ・冬時間(11/6~3/12)>>> 16:30~19:30
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では詳しく見ていきましょう。
手法手順①:ZigZag(ジグザグ)
ジグザグというインジケーターを使います。
ZigZag(ジグザグ)とは・・・
設定した数値内で、レートの高値と安値ごとに自動的にラインを引いてくれるインジケーター。

上記の写真からも見て分かるように、ジグザグとしたラインですね。
これを使うことで、初心者でもざっくりと相場の流れを読み取れます。
手法手順②:フィボナッチリトレースメント
これは多くのFXプロトレーダーが使用しているインジケーターです。
フィボナッチリトレースメントとは・・・
相場には、「トレンドが発生してから予測可能な一定割合の『戻り』があり、その後本来の値動きへと続いていく」という考え方がある。
その予測可能な一定割合の「戻り」を、ある一定期間の高値と安値から探るインジケーター。
これを使えば、今のトレンドが勢いのある強いトレンドかを区別できます。
下の画像を参考にしてみましょう。

38.2% で再びトレンド方向に動き始めた場合は、勢いのある強いトレンド。
50.0% の場合は、弱くもなく強くもない普通のトレンド。
61.8% の場合は、トレンドの勢いがあまりなく弱い。
フィボナッチリトレースメントの引き方は、ジグザグが自動的に引いてくれた高値と安値を参考にして引いてみてください。
手法手順③:レジサポライン
最後にここで買ってくださいというシグナル、アラート的なのが欲しいですよね?
その役割をレジサポラインが果たしてくれます。
レジサポラインとは・・・
レジスタンスライン と サポートライン の総称。
それぞれ相場がその水準からこれ以上上昇/下落しないだろうと思われる水準のこと。
レジサポラインは、ジグザグで示してくれた高値・安値に引くのですが、
上昇トレンドの場合 と 下降トレンドの場合とで引くところが若干異なります。

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- 上昇トレンドの場合 >>> 安値と安値を結ぶ
- 下降トレンドの場合 >>> 高値と高値を結ぶ
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トレンドの高値と安値の目安が分かったところで、最終的な売買のタイミングについてです。
例えば、それぞれレジサポラインよりも高値/安値を超えた大きな値動きがあるとします。
そこでエントリーです。
その後は、利益のあるポジションを持ち続ければ問題ないでしょう。
放置トレードとは!?
まとめ
どうでしたか?
紹介したインジケーターは、トレーダーたちに使われている数多くのインジケーターの中の一握りにすぎません。
これからMT4などを使って沢山のインジケーターに触れてみてください。
そして自分に合ったスタイルの確立を目指してみるといいでしょう。